37話
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に余裕を残して勝てた3つ目の理由を説明する。一つ目の理由は俺がジークにとって最悪の相性の相手だったからだ」
「そうやね。あの体の温度を上げる技や体を鉄の様に変化させる技は投げ技や絞め技を得意とするうちにとっては厄介すぎる技や」
体を鉄の強度に変えられたら絞め技でいくら絞めてもダメージは殆どない。本気で強化すれば曲がりもしないので折ることもできない。体の温度を上げられればそもそも掴むことすら難しくなる。
「二つ目の要因はジークの先祖の戦った相手に俺みたいなタイプがいなかったか少なかったことだ特に俺のアナライズ・ウェーブ見たいな魔法を使う相手がな」
「ユウ、そのアナライズ・ウェーブってどんな魔法なの」
ヴィクターが聞いたことのない魔法について聞いてくる。
夕がアナライズ・ウェーブについて説明すると。
「「デタラメね(や)」」
二人にデタラメ扱いされるアナライズ・ウェーブであった。
「失礼な」
「だって普通じゃないわ魔法を分解する魔法なんて」
「それを使われたウチら防御魔法や強化魔法が紙見たいなもんやないの。うちも覚えたいくらいや」
「たが今、説明したような問題点がある」
「確かに戦闘中に高い集中力を維持し続けないといけない上に強化魔法が使えないのは辛いわね。原理はわかったけど私には使えそうにないわ」
「うちも無理や。ということでユウ君は使用する魔法も本人の能力も化け物ってことで決定や」
「………話しを戻すぞ」
訂正を諦めたユウだった。
「俺がジークを苦戦することなく倒せた二つ目の理由は今言ったようにジークの先祖の戦闘経験に俺のような戦い方をする奴がいなかったから俺の動きに完璧な対処ができなかったんだろ」
「なるほど。それで最後の理由は?」
二つ目まで納得してもらえたようだ。
「3つ目、ある意味これが一番の重要だ。これが有る限り今後、エレミア化したジークと俺が何回、戦っても負けることない」
負けることないと言い切る夕。
「余裕を残して勝てた最後の理由はジークがエレミアの記憶に操作されたからだ」
「…操作されたからですって?」
「逆やないの?悔しいけど今のウチよりエレミアの記憶に操作されたウチの方が強いはずや」
実際、エレミア化したジークはスピードや力が上昇していた。
「確かに全体の戦闘力は上がっているがその代わり問題も出ているんだ。エレミアの記憶による肉体の強制操作を1つのレアスキルとするなら俺は欠陥品の烙印を押すな」
「あれが欠陥品…」
「信じられないわね。納得のいく説明をしてちょうだい」
ジークはショックを受け、ヴィクターは詳しい説明を求める。
「ジークの変容、エレミア化とでも呼ぶか。エレミア化したジークの動きは先祖の戦闘経
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