暁 〜小説投稿サイト〜
原作に介入=生 不介入=死 何だ!この世界は!
37話
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く。先程より上昇したスピードで近づき右手を爪のよう開いて振るう。夕はジークの腕を裏拳で弾くことで爪の起動を変える。爪は地面にぶつかり地面を大きく抉る。さらに追撃をかけようとしたジークだが夕に殺気を叩きつけられたことで危険を察知し後ろに飛び退く。その後、数回の攻防した後に大きく距離を取る。相変わらず無表情なジークを見た夕はため息をついた。

「元に戻る様子はなしか…動きは完全に人を殺すものだな(DSAAと同じ魔法がフィールドにかかっているおかげで実際に死ぬことはない)」

これはもう軽い手合わせじゃない。ジークの様子からそう感じとった夕は試合モードではなく。敵と戦うときのモードに意識を切り替える。そして集中力を限界まで高めた後、ジークに接近する。ジークの爪と夕の拳が何度もぶつかる。
夕の両腕に鉄塊と(その上に)アナライズ・ウェーブを纏われている。これにより拳に傷を負うことなくジークの爪が纏っている魔力を削ることができる。そのためジークの攻撃力は大きく下がる。こうなると腕力の強い夕が有利になる。だが、ジークも先程より夕の動きについてくるようになっている。長引くと夕の動きを学習するかもしれない。

だが…何だ。この違和感は?

夕は変容してからのジークの動きに違和感を感じていた。今のジークは強い。今のジークの強さは古代ベルカに関係するものだと夕は考えている。違和感はあるがそれでもかなり強かった。だが、夕も伊達に古代ベルカ時代から戦い抜いてきた騎士逹(シグナムやヴィータ、ザフィーラ)と戦ってきたわけではない、例え相手がベルカ時代の王であったとしても引けをとることなく戦えるのだ。そして戦闘を続けていく中、遂に夕は違和感の正体に気づく。気づいた夕はこれ以上感情のないジーク戦う必要はないと考え決めに入る。

「悪いな。ジーク、今のお前と戦ってもつまらないわ。この一撃で終わらせてもらう!」

夕は手のひらにレグルスの力を圧縮して作り出した獅子紋章を作り出し、ジークにダメージ覚悟で接近し紋章を体に押し付ける。

「獅子王 爆炎陣!」

そしてジークに押し付けられた紋章が爆発する。爆発に押され吹き飛ぶ。

獅子王・爆炎陣
限界まで圧縮したレグルスの力を爆発させる技、相手の至近距離で使えばその攻撃力は獅子王の技の中でも上位(レグルス・インパクトよりも上)に入る。しかし、圧縮に失敗すると自爆するリスキーな技でもある。
吹き飛ばされたジークが起き上がってくる様子はない。この手合わせは夕の勝利に終わる。

「さてと、運ぶか…」
夕は倒れたジークを抱き上げて医務室に連れていった。





現在、夕は医務室のドクターにジークを任せて医務室前の椅子に座って休憩をとる。そこに医務室から出たきたヴィクターがやってくる。

「まさか
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