第三話
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の子猫にふさわしい名前が無いか考えるホーク。その時、はやてが彼に言った。
「ねえ、ホークさん。その子猫達の名前、私たちで考えてもええかな?」
「ん?別に構わないが・・・」
「やったー!ほな、何にしようかな・・・」
子猫の名前を考えるはやて。すると、早速秀太がアイデアを出した。
「じゃあ、シロとクロって言うのはどうかな?」
「「ニャッ!?」」
すると、二匹は文句ありげに鳴き声を上げた。
「秀太君。それ、そのまんまやん。」
さらにはやてに厳しいツッコミを入れられてしまい、秀太はいじけてしまった。
「一誠君はどうや?」
「え?と、とりあえず白い方はタマって言うのはどう?」
「無難やけど、シロよりはマシかな・・・」
「フシャー!!」
一誠のアイデアにはやてはあまり文句は無かったが、白猫の方はそうでは無いようだ。
「あ、言い忘れてたが、その二匹は女の子だからな。あと、姉妹らしい。出来れば可愛い名前をつけてやってくれ。」
その時、ランダーが思い出したように言った。
「可愛い名前かあ・・・」
ランダーの注文を聞いて知恵を絞るはやて。だが、ふと二つの名前が思い浮かんだ。
「リーゼアリアに、リーゼロッテ・・・」
「はやて?」
突然、名前を呟いたはやてに秀太が聞いた。
「何かよう分からんけど、猫の姉妹って聞いてこの名前が思い浮かんで来たんや。」
「リーゼアリアにリーゼロッテか。お洒落でいいと思うよ。」
「そうだね。ちょっと長い気もするけど。」
一誠と秀太は概ね賛成のようである。
「長いと思うんなら、普段は縮めてアリアとロッテって呼ぶんはどうかな?」
「それはいいね!」
「じゃあ、これで決定かな。でも、どっちがアリアでどっちがロッテにするの?」
「そやなあ・・・ランダーさん。この二匹ってどっちの方がお姉ちゃんなん?」
はやてに質問されたランダーは少し困った表情をする。
「流石に、そこまでは動物病院の先生には聞いて無いんだが・・・そうだな。黒い方が少し身体が大きいから、そっちがお姉さんと言う事でいいだろう。」
「そんないいかげんなのでいいの?」
「仕方ないだろ。本当に分からないんだから。」
呆れの篭った視線を向けて来る秀太にランダーはそう答える。
「ほな、黒い方がお姉ちゃんのリーゼアリアで、白い方が妹のリーゼロッテやな。」
「よし。名前も決まった事だし、そろそろ食事にするか。ランダー、君も食べていくか?」
「ああ。ご馳走になるとしよう。」
ホークの誘いに乗ったランダーは今まで開けっ放しになっていたドアを閉めてホークの家に上がった。
ホークの
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