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転生者物語・夜天の主とトラック運転手
第三話
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いな。」

一方、レインジャーは結構真面目に考えていた。

「でもよ、仮にその夜天の魔導書っつうのが神器になってたとしても、俺たちじゃ確かめるのは無理だしな・・・」

どう言う理屈かはよく分からないが、人間に神器が宿っているかどうか見て分かるのは人外だけらしい。
だが、元ゴッドマスターである俺たちは皆人間だ。ロードキングは何度も悪魔にならないかと誘われているが、皆断っている。

「確かめてもらうとしても、教会はきっと魔導書の神器なんて異端扱いするでしょうし・・・」

「悪魔は何が何でも眷属にしようとするだろうし・・・」

「堕天使も自分の所に引き入れるか奪おうとするだろうな。」

三勢力所属のゴッドマスター達は自分達が籍を置く勢力の闇も理解していた。

「とりあえず、八神はやてはサイバトロンに預かってもらう事にしましょう。」

そして、やはり中立勢力に任せるべきだと判断したライトフットが言う。ロードキングとレインジャーも同じ意見だった。

「結局、俺があいつの世話をする事になる訳か・・・」

「世話されるの間違いだろ?」

うるさいぞ!ロードキング!!




ひとまず、はやてを何処が世話をするかが決まり、今度はあいつの居た世界についての話題になった。

「やっぱ派遣転生者達に聞くのが一番か?」

「まあ、そうなるな。」

派遣転生者とは、悪質な神が送り込んでくる悪質な転生者に対応するため、抑止力となる正常な転生者の少ない世界に派遣されてくる転生者だ。
現在、正常な転生者の俺たちが戦う力を失っているので、この世界にも結構な数の派遣転生者が来ている。

「元の世界に帰してやれるのなら、帰してやりたいけどな・・・」

「ヴォルケンリッターが居なかったあの状態を考えると、何かあったとしか思えないな。」

俺のつぶやきを聞いてロードキングが神妙な顔で言う。

「最悪の場合、彼女の世界は既に滅んでいる可能性もあるな。」

「縁起でもない事をいうんじゃねえよ、レインジャー。」

「済まないな、ジンライ。状態が状態なせいか、どうも悪い方向にばかり考えてしまう。」

謝るレインジャー。そんな中、ライトフットが俺に聞いてきた。

「とりあえず、派遣転生者への報告はジンライ司令官がしてくれますか?」

「任せておけ。丁度、仕事であいつらの仲間に会いに行く所だ。」

派遣転生者の多くは三勢力の少なくともどれか一つを良く思っていない。ゆえに、まともに相手をしてもらえるのは中立勢力であるサイバトロン所属の俺だけだった。





《三人称Side》

その頃、ホークの家でははやてと一誠そして秀太が遊んでいた。
長距離トラックの運転手であるジンライは帰って
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