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絶対の正義
第十九章
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「どうするべきだというのですか?」
「悪を許してはいけません」
 最初に答えとして出した言葉はこれであった。
「そう、決してです」
「決してですか」
「悪は」
「そうです。いじめを糾弾しましょう、そして撲滅しましょう」
 ここでもいじめという行為とそれをした人間を一緒にしている。意識してそう言い市民達も巻き込んでみせたのである。ここでも、であった。
「そう、撲滅です」
「そして糾弾ですね」
「それをするのですね」
「そうです」
 まさにそれだというのである。
「皆さん」
 穏やかに彼等に声をかける。

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