20子守唄ーarmonioso(調和して)
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が!」
「早く!僕は適当にひきつけるから??…」
僕は戦っている間、シンカーさん、ユリエールさん、クラリスを転移結晶で避難させる。
「…??うごかない…」
しくった。さっきのカウンターの衝撃で身体動かない。目の前には攻撃体制に入った死神。あ、終わった。
そう思ったが…
「大丈夫だよ。ノーノー」
そんな優しい声が聞こえた。
「…ユイ?」
目の前にユイがいた。アスナが悲鳴を上げる。そして死神の刃がそのままユイに当たるが…
「immortal object…」
システム上絶対死なないという表示がでる。ユイはいきなり炎の剣を出したかと思うと一振りで死神が消し飛んだ。
「ユイ…君って…?」
「すべて…思い出したよ。パパ、ママ、ノーノー。」
そう言うとユイは語り出した。
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ユイの話によるとユイはプレイヤーの精神的ケアを司るカウンセリング用人工知能らしい。デスゲームが始まり、プレーヤーの負の感情でエラーを起こしていたがアスナとキリトのリア充…幸せな感情のおかげでエラーが回復し、シンカーさんの幽閉されていた場所の近くのシステムオブジェクトに触れたおかげで管理者権限をとり戻せたらしい。だが…
「管理者権限が使っちゃったってことはカーディナルに検出されて消えちゃうということか…」
「そういうことです。」
「そんな??」
アスナが悲痛な声で叫ぶが、キリトは静かにユイに話しかけた。
「なあ、ユイはどうしたい?」
「私はパパとママとそれにノーノーのそばにまだいたいです!」
「それが言えるということは君は機械じゃない。機械はそんな感情を込めて喋らない。声は届きます♪てね?」
ユイがその時泣きはじめた。そして
「だけど…お別れです。」
身体が透けて消えていく。
「カーディナル??そううまく行くと思うなよ!」
そう言うとキリトは管理者権限オブジェクトに走り、何かを入力し始めた。そして…
「できた。」
「それは?」
キリトは青い宝石のようなものを持っていた。
「ユイをオブジェクト化…簡単に言うとアイテム化させたんだ。現実に帰ればまた会えるよ」
「ユイちゃん…生きてるんだね…」
僕は2人ともう1人…2人の始めての子供の3人が共にいる感覚を覚えた。
そして…
「絶対にこのゲームをクリアする。」
その呟きは誰にも聞かれずしかし小さな僕のあの子には届いているような気がした。
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