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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第391話】
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プをとった次の瞬間、粒子形成を終えたマシンガンを発砲してきた。
「……ッ!?」
左側の盾二枚を直ぐ様背後を守るように配置し、マシンガンの銃弾を防ぐと共にトップをとったアドバンテージを利用して、対艦刀カリバーンを粒子形成させ、それを手放す。
「……!?」
手放したカリバーンが、山田先生に迫る――のではなく、山田先生が迫っていき、表情が一変するが、直ぐ様対処するようにピッチアップで回避、だがそのピッチアップにより俺との距離が大きく離れる。
その間にカリバーンを再度手元に呼び出し粒子が四散――ギガント・マグナムを展開すると、器用に体勢をかえ、後ろ向きにコースを進みながらギガント・マグナムを時間差で放ち、妨害行動に出る。
「っ……トップを取られると不味いですねぇ……」
山田先生の額から汗が伝う――ギガント・マグナムをサイドロールで避けると更に加速し、中央タワー頂上付近で更に距離が詰まる。
ここでの妨害は難しい為、旋回に意識を集中させ、先ほどと同様に瞬時加速で急旋回して折り返し――。
「ここです!」
「なっ!?」
折り返しのコース向こう側から放り投げられたグレネードが眼前に――瞬時加速を止め、ピッチダウンで下に避けると頭上で爆発、大きく減速させられコースアウトギリギリで持ち直すもののその間に山田先生は俺を抜き、次のリングを通過、両手のマシンガンで弾幕を張った。
「クッ……」
盾四枚で防ぐも、スラスターを兼ねた盾故に点火したままだと減速は必至、スラスターの起動を停止し、防ぎきると再度盾四枚を背部へと回し再点火、一気に加速していく。
『弾切れ……ですが、まだ先生には接近戦用の武器がありますよ!』
マシンガンをかなぐり捨て、左手に近接ブレードを呼び出した山田は、戦闘機のマニューバーの一つ、木の葉落としで減速と共に俺の背後を取る。
レースだとこんな必要は無いが、山田先生は実戦訓練を教えてくれてるのだ、一位になってゴールするのではなく、生徒である俺に、接近戦も体験してもらおうという心遣いだろう。
勿論これは俺の勝手な推測だからわからない――だが、貴重な経験をさせてもらうということなら、俺もそれに応えるだけだ。
北落師門を呼び出すと、それを振るう。
山田先生も同時に近接ブレードを振るっていて、刃が重なると小さく火花を撒き散らせた。
アリーナ地表が徐々に迫り、互いの刃が何度も交差し、切り結びながら最後のリングを俺も山田先生も潜り抜ける。
一瞬の攻撃の隙をつかれ、打鉄の装甲に山田先生の近接ブレードが触れると少し減速すると共に、装甲から火花が散った。
その一撃の差で山田先生が先に
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