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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第391話】
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ト燃料なので、全体が大きくなってるんですよ」
「成る程。 勿論誘爆対策はなされてますよね?」
「勿論です♪ 一学期に授業で教えましたが、調整で絶対防御の範囲圏内を広げているんです。 有坂君も、村雲に乗っていた時、シールドバリアーの範囲圏内狭めてましたよね?」
「そうですね。 最初のセシリアとの模擬戦では過剰なぐらい広く守ってましたから、今もですが手引き書見ながら調整してますよ」
そう思い、四月の調整していた放課後の少しした時間を思い出す。
基本的に訓練後に、少し時間をとって調整してまた次の日に調整してって形でやっていたが……やったことなかったから、何日も時間を取ったな……。
そう思っていると、山田先生が――。
「少しずつ覚えていけばいいですよ♪ わからない所があれば、代表候補生の皆さんも居ますし、先生に訊いても良いですからね? 一通り自分だけで整備できるように訓練は受けてますから♪」
「わかりました。 わからない時などは先生に訊きにいきますね」
「はい♪ ではそろそろ始めますよ。 有坂君、心の準備は良いですか?」
軽く首を傾げ、笑顔でそう告げる山田先生に俺は頷き、打鉄を身に纏うと――。
「了解です、準備万端、いつでも大丈夫ですよ」
「では、スタートラインに並びましょうね♪ 鷹月さん、フラッグの準備をお願いします」
山田先生が鷹月さんを呼ぶと、彼女は小走りで走ってきて――。
「わかりました。 タイミングは私任せですか?」
「はい♪ 鷹月さんに一任します」
そう言って山田先生は集中し始める、そんな中、俺は鷹月さんに視線を送ると彼女は少し頬を紅潮させて視線を逸らした。
だがそれも一瞬で、再度合わせてくると、柔らかな笑みを浮かべてからフラッグを構え。
「では……。 ……3、2、1、スタート!!」
フラッグを振ると同時に全スラスターを点火、山田先生も、背部増設スラスター三基が点火し、激しい白煙が立ち込めると同時にスタートダッシュを切る。
アリーナに白煙が立ち込める中、加速力は山田先生に軍配があがり、徐々に俺を引き離してまず最初のリングを通過する、それに続いて通過すると山田先生からプライベート・チャネル通信が繋がる。
『スタートダッシュ、なかなかやりますね有坂君? 次は上昇ですよ!』
『了解です!』
直ぐ様返事をし、山田先生の後ろについて追従し、二つ目のリングを通過、大きめのコーナーに入ると山田先生は減速、アウトコースから入っていくのに対して俺はインコースから攻める。
大きめのカーブの為、右側の二基のスラスターのみで瞬時加速、一気に小回りで周り山田先生を抜いてトッ
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