第十七章
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。そのうえでゆっくりと話しはじめた。
「実はですね」
「はい、実は」
岩清水は静かにその告白を聞いたのだった。周りの同志達も。
「体罰はしていましたよ」
彼は俯きながら告白した。
「確かにね。プールの中に放り込んでそこからモップで頭を殴ってそのうえで溺れさせたり」
まずはそれだった。
「彼だけ校庭を百周も走らせたりとかもさせましたし。いつも他の生徒より何杯もハードなこともさせましたよ」
「そうなのですか」
「あと体育倉庫の中でバスケットボールをぶつけたり。床の上で背負い投げしたりもしましたよ。石をぶつけてやったこともありました」
「そういうことをされたのですね」
「ええ」
そのまま答えたのであった。
「そうです。ですから」
「皆さん、聞かれましたか!?」
しかしであった。ここで岩清水は豹変したのだった。
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