無印編
第六話
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ソニックが驚愕する中、なんとフェイトはジュエルシードをデバイス無しで無理矢理手で押さえ込もうとし始めたのだ。
「フェイト!ダメだ、危ない!」
アルフが止めるが、フェイトは構わずに続けた。
「止まれ…」
フェイトは魔法陣を展開し、必死に止めようとする。
「止まれ…止まれ…」
だが、ジュエルシードの放つ魔力は膨大で、それによりフェイトの手の皮膚が裂け血が吹き出る。その時…
「ぬおおおおおおおおお!!!」
ブラックエクスプレスがフェイトの手を自分の手で上から包み込んだ。
「ブラック!!」
「早くしろ、フェイトちゃん・・・」
「うん・・・!!!」
フェイトは必死にジュエルシードを抑え込む。そして、ついに光が収まった。
「やっと、終わったか・・・」
「うん。もう、大丈夫・・・」
そうブラックエクスプレスとフェイトが互いに言うと、二人は倒れてしまった。
「フェイト!!」
「「親分!!!」」
直様、アルフとドジラスとウッカリーが駆け寄った。
「だ、大丈夫なの!?」
サンダーバードが心配そうに声をかける。だが・・・
キッ!
「あ・・・」
アルフに睨まれて、それ以上言えなくなってしまった。
「ブラックの方は頼むよ。」
「「ブラッチャー!!」」
そして、アルフはフェイトを。ドジラスとウッカリーはブラックエクスプレスを抱えて飛び去って行き、なのは達はその様子をただ眺める事しか出来なかった。
続く
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