無印編
第六話
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うですね。しかし、ここまで体力が無いとは・・・」
隣に立つなのはの父親、士郎に言われひかり隊長は特訓を切り上げる事にした。
なぜ、士郎がここに居るのか?それは、なのはが正式にJHRの協力者となったので、その事を家族に説明したからだ。もちろん、魔法の件も込みである。
なのはの家族達はなのはがやり通したいのなら止めたりはしないとの事なので、無事承諾を得る事が出来た。
また、以前テツユキ君がJHRの任務にかかりきりになったせいで学校の成績が落ちてしまった事があり、その際ヒカリアン達が家庭教師をしたのだが、やり過ぎてテツユキ君が倒れてしまったため、特訓には道場の主である士郎に立ち会ってもらっている。
「この後、魔法の方の特訓をしようと考えていたが、これでは無理そうだな。」
困った様子のひかり隊長。そんな彼にユーノが言った。
「魔法の訓練の方は、マルチタスクを利用して、普段から仮想訓練を行っているので、大丈夫だと思います。」
マルチタスクとは思考を複数に分割する魔導師のスキルで、これにより複数の魔法を同時に使用する事が可能なのである。
「だが、実際にやらなければ完全に身につけることは出来ないからな・・・仕方ない。特訓のメニューを朝に体力、放課後に魔法に変更しよう。」
「お願いします・・・」
地面の上で垂れたまま、ひかり隊長に頼むなのはであった。
あの後、士郎によるマッサージやらで何とか回復したなのはは、朝食を採った後、登校した訳だが・・・
「大丈夫なの、なのは?」
「にゃははは。大丈夫・・・じゃない。」
まだ、少し疲労が残っているようで、机の上で垂れていた。
「もう。一体どうしたのよ。昨日夜更かしでもした訳?」
「う〜ん。そう言う訳じゃ無いんだけど・・・」
ジュエルシードの件は基本的に秘密なので、どう説明するか悩むなのは。その時、すずかがなのはが胸に着けているバッジに気付いた。
「あれ?なのはちゃん、そのバッジって・・・」
「JHRのバッジよね。どうしたのよ、それ。」
アリサも、JHRバッジに気付く。
「こ、これはね!親戚の人がおみやげにくれたの!!」
「おみやげ?」
「そう!他にもJHRタオルとか、JHR饅頭とかもらったんだよ!!」
必死に誤魔化そうとするなのは。そんな彼女をアリサはかなり怪しんでいたが、何とか信じてもらう事に成功した。
放課後、習い事のあるアリサとすずかと別れたなのははユーノと合流し、ジュエルシードの捜索を行っていた。
『こちらスナイパーソニック。ジュエルシードらしき物は見当たらない。』
『こちらファイヤーネックス。こっちにも無えな。』
『こちらサンダーバード。
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