18話
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ウプウアウトの初テストの後に2カ月が経過しました。
テストの後に、ミーティングを行い、問題点を話し合いました。
〜回想〜
「さて、テストを行ってみて思った事を話してくれたまえ。」
「そうですね。まず、グラビティ・レールガンとターミナスキャノンが大きい事でしょう。」
「そう、ちょっと高速戦闘に邪魔。」
「ふむ、確かに、それは言えるかもしれないね。グラビティ・レールガンはなんとかしてみよう。」
「ターミナスキャノンも小さくできるけど、その分威力が下がっちゃうよ。ちょっとそれは賛成できないんだけどな〜。」
「確かに、せっかくT・Eエンジンの出力が安定して高出力が出せる様になったのに、わざわざ、下げるのは余りお勧めできませんね。」
「そうなんでしょうが・・・。」
ふと思い出されたのが、同じ、T・Eエンジンを積んだサーベラス・イグナイト(S)最大武装のケルべレイド・バスターではなく、ターミナス・スマッシャーでした。
確かに、威力においてはケルべレイド・バスターに及びませんが、肩の発射口を展開し、チャージしたターミナス・エナジーを敵に向けて発射するのでそれ程、かさ張る事なく使用することが出来るのではないかと思われ、サーベラスのターミナスキャノンと互角の威力を持っていた事を思い出したのです。
「ロイド、聞きたいのですが発射口を肩と一体にして、使用する際に展開して使用する事は出来ますか。」
「うん、それてもの凄い素人の考えだとおもうよ、それって。技術者としては言わせてもらうと問題だらけだと思うよ。」
「私も問題が無いなんて思っていませんよ。ロイド・アスプルンドなら出来ると思っていたんですが、違いましたか。」
「それって、もしかして、僕への挑戦なのかな、そんなことされたら自重すしなくなっちゃうよ。」
「それなら、私も注文をさらに付けさせてもらいますよ。収束砲と拡散法に分けて使用する事が出来るようにしていただきましょうか。両肩とも。」
「戒君、君ってさ案外欲張りだよね。それに、我儘だよ。」
「いいんですよ、だって、私は1才なんですから、我儘を言って当然でしょう。」
「そっか、1才児の我儘でいっぱいの起動兵器が出来るわけだおもしろいよ。お〜め〜で〜と〜う、君の我儘に付き合ってあげるよ。」
「ありがとうございます。」
そう言って、セシルさんに声を掛けます。
「セシルさんも自重しなくていいですよ。」
「えっと、そ、それってどういうことですか。」
「ロイドさんをもの凄く羨ましそうに見ていましたから。」
「そ、そうでしょうか。」
「かなり動揺していると思いますが。」
「ざ〜ん〜ね〜ん〜で〜し〜た。あはははは、解りやすいよ。セシル君。」
「ロイドさんは黙っていてください。それともわかりませんか。」
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