SAO編
第二章 曇天の霹靂
5.積み重ねた自信
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が、しかし。
次の瞬間、その儀式は打ち砕かれることになる。
「――あれ、ノリダーさんたち? おかえりなさい!」
ドアを開けて居間に入ってきた複数の人影に気付いたルネリーが声を上げる。
今朝別れたノリダーさんのPTメンバーだ。
レイア、チマ、そして俺も続けて挨拶した。
『…………』
だが、予想していた明るい返事が返ってくることはなかった。
ログハウスに入ってきた四人は皆一様に影を落とした表情で口を閉ざしている。
――ん、四人?
「……皆さん。パラリラさんは?」
長身の坊主頭という印象的な彼の姿の見えないことに疑問を持ち、俺はノリダーさんたちに問う。
『っ!!』
しかし、返ってきた反応は気まずげな動揺だった。
『???』
疑問符を浮かべるルネリーたち。
俺はその反応にある種の予想がついたが、それだけに口を挿めない。
沈黙が場を支配して数十秒。ノリダーさんが決意したように口を開いた。
「パラリラは……――――死んだ」
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