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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第389話】
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は我が妹達&幼なじみだ。

 ふわりと飛翔しながら三人の元へと降り立つと――。


「お兄ちゃん、さっき篠ノ之さんと言い争いしてたみたいだけど、何かあったの?」


 首を傾げてそう訊く美冬は、村雲を纏い、背部にはPPS用のフライヤー・ユニットをパッケージとして装着していた。

 両肩からにあるガトリングが、また村雲の火力をあげるだろう。


「まあちょっとした大きなお世話しただけだよ。 気にすることはないさ」

「そっか……。 お兄ちゃん、お兄ちゃんはキャノンボールどうするの? 更に機体にスラスターを増設するのか、又は――」

「私達やセシリア、鈴みたいにパッケージ一式装着する?」


 未来の方へ向くと、彼女の天照からは純白の翼が生えていた――ラファール・リヴァイヴ用のパッケージ、【ブランシュ・エール】だ。

 天照は殆どのパッケージを最大二つまで付けられる【デュアルパッケージ】という拡張性の高いハードポイントシステムがある。

 まあパッケージの内容によっては、装着出来ない箇所もあるのでその場合は一部装着みたいな形だが、ブランシュ・エールは背部のみなので他にも装着可能だろう――とはいえ、下手すると重くなるだけなのでそこは見極めが必要だろう。


「そうなんだよな。 パッケージにするかかなり悩む」

「でもさ、キャノンボールってバトルレースだから今のままでも妨害内容によったら、ヒルトは十分一位を狙えると思うよ?」


 そう言ったのは美春で、俺の前の専用機、村雲・弐式を纏っている。

 フラグメント・マップの構築にも支障が無く(村雲・弐式自体が美春だから当たり前だが)、フォルム・チェンジ機能も問題なく使えるとのこと。

 まだ残り二形態のチェンジが可能らしいが、まだ発現出来ていない――とはいえ、現状でも正直性能は第三世代でもトップクラスなので問題はないだろう。

 ……というか、俺が使いこなせてなかっただけだが。

 そんな村雲だが、見慣れないパッケージを装着していた。


「美春、そのパッケージって何だ?」

「あ、うん。 これはお母さんが試作で作った展開装甲の機能を防御に一極化したパッケージだよ。 キャノンボールには関係無いけど、データ収拾をお願いされてたから」

「……てか、そんなパッケージ使って大丈夫か? 何か篠ノ之辺りが本気で怒りそうだが」


 そんな俺の指摘に、未来が答える。


「大丈夫。 展開装甲自体、特許申請されてない状況だしね。 まあパクったって言っても、有坂先生は外見から見てその機構を独自に解析してやったんだもん。 ……お母さんが言ってたけど、各国の第三世代が漸く試験段階になったのにいきなり第四世代登場で自分達の技術が無駄、だ
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