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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第389話】
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ィスプレイを見ながら二人でエネルギー分配を話していた。
「おっす、二人でエネルギー分配の相談か?」
そう言って声をかけると、篠ノ之は怪訝な表情を浮かべ、一夏は――。
「おぅ。 今箒と二人で相談してた所なんだ。 まあまず箒の紅椿のエネルギー分配を見ていたんだが――ヒルトも見てくれるか?」
「い、一夏!? な、何故こんな奴に意見を求めるのだ!? わ、私はお前の意見が訊けたらそれで――」
「まあまあ。 意見をもらうなら色んな人からもらう方がいいだろ? それに、ヒルトって案外細かいところに気づくんだし、俺はヒルトに訊くのも悪くねぇって思ってんだが……」
一夏がそう言うと、篠ノ之は迷いながらも――。
「い、一夏が……そう言うのであれば……。 有坂! 今回だけだ! 特別に見せてやる!」
そう言ってディスプレイを見せてくる篠ノ之、展開装甲機動時のエネルギー配分が足りないのは素人目から見てもわかるほどだった。
何故足りないのか――それは、展開装甲がオートになっており、常に紅椿のコアからのエネルギー供給を受けている状況だからだ。
「篠ノ之、とりあえず俺が言えるのは展開装甲の起動をマニュアル化、背部と脚部はそのままでいいが、他は無駄すぎる。 これじゃあエネルギー分配されなくても仕方がない。 もし単一仕様を前提に考えての仕様ならやめた方がいい。 一夏もだが、お前たち二人は何処か単一仕様に拘ってるしな」
ディスプレイを元に戻す――と、一夏がまず口を開いた。
「でも、白式は零落白夜ありきじゃねぇと性能が発揮出来ねぇんだよ。 だから白式のエネルギー足りないのに頭を抱えるし、追加装備考えても白式自体が拒むんだからしょうがねぇじゃん」
「なら一夏自身の零落白夜の使用を限定的にすればいい。 例えば鈴音と戦うとき、霞衣で防御しながら突撃してるが、下手したら一撃食らうよりもエネルギー食ってるぞ? まあ、結局は一夏の判断だから任せるが……篠ノ之」
「……何だ?」
相も変わらず怪訝な表情を浮かべる篠ノ之。
「とりあえず言えるのは、絢爛舞踏は今は忘れる事だな。 それに拘ってエネルギー分配に悩んでるんじゃ、本末転倒――」
「う、煩いッ! 紅椿の事、何もわからない癖に偉そうに私に説教するなッ! はっきり言って迷惑だ! 早く私の視界から消えろ!」
「……はいはい。 小さな親切大きなお世話って事だな。 ……なら他の誰かに相談求めろよ」
そう言って手をひらひらと振り、俺は二人の側から離れ、別の専用機持ちを探す。
「ヒルト、こっちこっち♪」
「お兄ちゃんっ」
「ヒルトー、集合ーっ」
そう言って声をかけたの
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