合宿編
十九話
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いと思っている。
第一、ルールを覚える事が何より面倒臭いのだ。
だが、続くキャロの言葉に、アレクは身を起こし真剣な顔になった。
「限りなく実戦に近いから、あまり気にしなくていい筈だよ。ダメージだって疑似再現されるし」
「つってもなぁ〜。どうもやる気が――」
「フェイトさんだってその為にデバイスを勧めたんだと思うし」
「――なに?」
どうにも自分の意思とは別に進んで行く様は、ティアナの時と同じ。やはり、執務官とは自分にとって天敵なのだ。
だからフェイトの伝手で作成されたデバイスも、首輪のようなモノに成り得るだろう。
よし、断わろう。そうアレクが思った時、フェイトが戻って来て告げた。
「デバイスを作ってもらえるように確りとメールしておいたよ」
「あが」
アレクは打ちのめされたように仰け反った。
そして、途中から黙って成り行きを見守っていたエリオが、誰にも聞こえないようにとても小さく呟いた。
「……やっぱりアレクも流されるんだ」
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