コードギアスR2
0650話
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、麻帆良なりオーブなりから取り寄せる事は可能だ。この部屋のTVに接続できるかどうかは……まぁ、技術班辺りに頑張って貰うとして。いや、それこそ漫画を取り寄せてもいいのか。
「で、今日は何か用?」
「ちょっと聞いておきたい事があってな。TVで見ていたと思うが、ブリタニアにはギアス響団という組織があった」
「うん」
「その組織を俺が潰した訳だが……ナイトオブラウンズとしてはどう思う?」
「別に……」
素っ気なく呟くアーニャ。まだマリアンヌが出て来る気配は無い、か。ならもう少し踏み込んだ発言に移らせて貰おう。
「ブリタニア皇帝のシャルルも、ギアス響団なんて組織を作って何を企んでいたのかは分からないが、馬鹿な真似をしたな。そうは思わないか? どの程度の労力を掛けていたのかは分からないが、それでも他国の……それも、超大国の1つと言われた中華連邦の領土内にあれだけの研究施設を作りあげたんだから、並大抵の労力じゃなかっただろう。だがその労力も俺達の行動で一気に消滅した」
「……何を言いたいの?」
これはアーニャの言葉か? それともマリアンヌが表に出て来たのか?
もう少し揺さぶってみるべきだな。
「世界の3分の1を支配している国の皇帝と言っても、所詮はその程度でしかないと思ってな。ギアスなんて馬鹿な能力に手を出すからこんな事になる。大人しく国を治めていれば良かったものを」
「でも、この世界の人達の事を思ってやっていたかもしれないじゃない」
……マリアンヌ、か? 確かにそうは見えるが、まだ確実とは言えない。なら駄目押しをするか。
「世界の人達? 生憎と、他人の馬鹿な思い込みで巻き込まれる方は堪ったものじゃないしな。それに……ギアス響団は潰れて、更にはそのギアス響団を率いていた子供も殺された」
ピクリ。ギアス響団を率いていた子供が殺されたという言葉に一瞬、ほんの一瞬だが反応した様子を見て確信する。既に表に出て来ているのはマリアンヌだと。
なら、仕上げと行こうか。
「ギアス響団とかいうのを率いていたのは子供だったの? TVでは全く流れてなかったけど」
「そりゃあそうだろう。まさかギアス響団を率いているのが子供だなんて言っても、普通は信じられないからな」
「でも、貴方はそんな子供を殺したんでしょう? けど、ギアス響団なんて組織を率いていた子供が普通の子供な筈無いと思うんだけど。どうやって殺したの?」
そう尋ね、視線が鋭く俺を見据えるのを感じる。
こちらの餌に引っ掛かってくれたらしい。
「こうやってだよ」
呟き、空間倉庫から石像と化したV.V.を取り出してみせる。
「これは……」
「ギアス響団を率いていた者、V.V.が石化した姿だよ。……お気に召したか? マリアンヌ・
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