コードギアスR2
0650話
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うスタンスの技術を見てみたいという事なのだろう。
と言うか、ジェレミアを改造した件についてならネギま世界にいるバトレーの方が詳しいんじゃないんだろうか。まぁ、その辺に関してはレモンに任せるとして。
「じゃあ、付いてきてくれ」
「うむ」
量産型Wの話は取りあえずそれで終わり、ジェレミアを連れて基地の中を進むのだった。
基地の中の一画。それも、周辺を厳重に警備されている場所がある。警備は量産型Wがしており、部屋の扉を開く為のチェックシステムも二重、三重になっている場所だ。この部屋の中に、ナイトオブシックスのアーニャ……より正確に言えばその身にマリアンヌを宿しているアーニャが軟禁されているのだ。外と連絡出来るような物の持ち込みは不許可だが、それ以外の物はある程度の物の持ち込みを許可している。例えばTVとか、本とか、それと捕らえた時に約束した日記とか。
だが、それも今日で終わりだ。この件が済んだ後でアーニャ本人がどうするのかは分からないが、それでもブリタニアの戦力になられるのは困るから、この世界の騒動が一段落付くまでは暫く捕虜という扱いにはなるだろう。まぁ、今よりはずっと待遇が改善されるだろうが。
「ジェレミア、ここからこの部屋の中にもギアスキャンセラーの効果はあるんだよな?」
部屋のすぐ外でジェレミアに尋ねると、当然とばかりに頷く。
「私を中心として半径数10m程は射程範囲となる」
「そうか。なら……」
指先を白炎と化し、猫の炎獣を作り出す。
「この炎獣をここに置いていくから、炎獣が消滅したらギアスキャンセラーを使ってくれ」
「……あ、ああ」
さすがに炎獣を直接その目で見るのが初めてだった為か、唖然としながらも俺の言葉に頷くジェレミア。
そんな様子を見ながら、猫の炎獣にジェレミアの見える場所にいるように命令し、アーニャの部屋の中へと入っていく。
「アクセル・アルマー?」
部屋の中でTVを見ていたのだろう。ソファに座りながらどこか眠そうな目で俺へと視線を向けてくる。
「何か不都合は無いか?」
「特に無い。敷いて言えば、退屈」
そう呟くアーニャだが、ソファの周囲には色々な本が散らばっている。ファッション雑誌、写真集、小説、旅行雑誌等々。本来であれば漫画とかもあってもおかしくないんだが、日本がエリア11と化したこの世界では漫画はそれ程発達していないらしい。
一応、この部屋は快適とまでは言わないが、それでも不便を感じないように十分配慮されている。普通、捕虜がTVとかを自由に見たりは出来ないだろう。
「そうか。残念だがもう暫くこの部屋で我慢していてくれ。そうだな、今度はゲームか何かでも差し入れさせよう」
この世界にゲームがあるのかどうかは分からないが
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