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ウィザード外伝-仮面ライダーサマナー-〜指輪の召喚師〜
饗宴の始まり
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しい、では今は分が悪いのでこれで引き下がりましょう…例えゲートが目の前に居ても、召喚師…?とやらに邪魔されては元も子もない上にこの愚か者(マカラ)を失う訳にいかないですからね』
『…ッ!待て…!?』
『それではまた、御機嫌よう…』
カラドリウスはマカラの頭を掴みながら蒼い羽根混じりの突風を巻き起こし、その場から姿を消した…。
『クソッ…逃げられたか、新手が来たから面白くなりそうだったのにな〜…』
サマナーは変身をつまらなさそうな様子でその辺に落ちてた小石を爪先で蹴り飛ばしながら変身解除し、元の姿に戻る。
「君…大丈夫かい?」
「…あの…?あなた…誰…?」
「失礼、名乗るのを遅れた…ボクは陰波銀嶺、以後よろしく…」
『ガウウウウ!!』
「…って!ちょっと!?ワンちゃん、落ち着いて!ボクは君の主人を救っ…痛ったぁあああ!!」
陰波銀嶺(いんなみ・ギンレイ)…と、サマナーだった人物が丁寧にお辞儀しながらそう名乗るが、ロッキーから不審者と見なされ、足を噛みつかれてしまい、情けない一面を晒してしまった…なんとも締まらない。
ファントムの危機から一人の少女を救った指輪の召喚師・サマナーのもたらすものは果たして希望か?絶望か?
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