黒の双剣士ライト=黒の剣士キリト
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ちそうなほどたくさんのアイテムや装備品を持ってきていた。その中には、女性用の服と思われる物も含まれていたが気のせいだよね。
「ライト君は装備とかどうする?ケットシー領で手に入るものなら、あらかた揃ってるけど。」
と、ケットシーの装備と言われても、あまりお目にかからないのでよくは知らない。他種族共通装備なら、あらかた知っていたが、専用装備は領地に赴かなければならないから、滅多に知る機会は少ない。
悩んでいると、ビジュアル画とトレード品の一覧が送られてきた。どれも、高価そうなのだが………
「あの〜、アリシャさん?これ、俺が着るんですか?」
「もっちろん♪」
性能は良さそうだが、カッコイイというより、可愛らしいのほうが目立つ装備だらけで、自分が着るよりアスナ達が着た方が似合うんじゃないだろうか。
「こんなのしか、ないんですか?」
「まぁ〜、そこはしょーがないよね。ケットシーの装備って、見た目可愛い系が多いからさ。けど、ライト君なら似合うよ!あ、あとライト君を女装させようとか微塵にも思ってないからね。」
なんかさらっと怖いこと言ってるよ!!!
しかし、ケットシーは小柄で可愛らしい容姿と猫耳での所業か、女性プレイヤーが多い。そのため、他の種族より女性用の装備が充実してるらしい。
「ねぇ、これって……女性用じゃ……」
「可愛いから、大丈夫かな?って。似合うよ!絶対!」
「システム的に無理だからっ。」
着てくれないのがもっぽど残念だったのか猫耳を伏せて、拗ねてしまった。それから、立ち直ったあとしぶしぶといった感じで本命らしきプランを出してくれた。
淡い黒色の布に白色で刺繍がされている着物。初めて着物を着たが中々着心地が良くて気に入った。しかも、特殊効果もAGI上昇や重力の軽減など今の自分にはピッタリ過ぎる効果だった。…が、その姿は和人形を彷彿とさせて、今の姿をより可愛らしく仕上げていた。アリシャもさすがにこれだけは、譲れなくらしく押し切られてしまった。
「いや〜、ラーくんに絶対似合うと思ってたよ。武器の方はどうするの。」
「それはこっちで用意してあるから大丈夫だ。」
そういって羽のように薄い二本の短剣を取り出す。キリトの方で短剣を使ったら、軽すぎて扱えなかったので、心配していたがライトの方では問題なく扱えた。しかも、短剣なら片手剣と全く違う剣筋なので、GGOのときの様にばれないはず。また、単純にパワー重視以外の戦闘スタイルを楽しみたいからでもあるのだ。
「さて、とりあえず、試しに戦ってみたいんだけど。」
そして、一話目冒頭へと戻る。
まさか、初仕事として、輸送の護衛としてついて行ったら、サラマンダーの一団に襲われるのは想定外だった。まぁ、双剣の慣らしにはよ
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