【ゼロの使い魔】編
016 袖振り合うも多生の縁
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う。現実はあまりにも──どこまでも非情で残酷らしい。
「ホントに大丈夫?」
「大丈夫大丈夫。果てしなく高い現実≠ニ云う壁に打ちひしがれているだけだから。……あと、今の俺は平賀 才人だよ」
「ふふふっ…うん、判ったよサイト──って、またどうしたの? 今日のサイト、何だかおかしい気がする」
俺の名前を言い直しながらカラカラと笑うユーノ。そんなユーノの、バレッタさんとはまた違った妖艶さを孕んでいる表情に、俺はしばし見惚れてしまった。
(ごめんなさい。でも、今日の俺がおかしい理由の大半はユーノさんの所為です)
「ははは、何でも無いよ──今度はユーノがおかしいな」
勿論、そんな事はおくびにも出さずに誤魔化す。
「うぅ。……あれ? なんか…身体が……」
……そんなユーノだが、どうもユーノの様子がおかしい。何やら顔を紅潮させながら身体をモジモジとさせている。この反応はある日のバレッタさんの反応と同じだ。……どうやら、いつの間にやら滲み出ていたドラゴンのオーラやら──フェロモンやらに当てられて発情のスイッチが入ってしまったらしい。
さすがに再会してすぐにシケ込む訳にはいかないので、仙術でユーノの昂った気を整えてやる。
SIDE END
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