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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
013 虚無の曜日、王都にて その1
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覚えてなさいよね」

「………ゲプッ」

いい加減、面倒臭くなりそうだったのでルイズをやんわりと宥める。キュルケは軽く顔に青筋を立てている。タバサは幸せそうな顔で食事を終えている。

「………貴方に聞きたい事がある」

これからどうしょうかという時に、珍しく──初めて、タバサが神妙な顔で俺に向かって言葉を投げ掛けてきた。

「俺に?」

「………うん。………赤い龍の帝王=c…この言葉に聞き覚えは?」

(あれ? 何でドライグの事がバレたんだ?)

「ドライグがどうかした?」

タバサのいきなりの言葉に驚くが、彼女の使い魔を思い出せば何となくドライグの事がバレた理由は判る。……そして、このメンバーならドライグの事を殊更隠し通さなければならない理由は無いので、“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”を顕現させる。

<相棒、人前で出すなんて珍しいじゃないか? どうかしたか?>

「「「!!?」」」

やはりと云うべきか、3人は驚きの表情を浮かべた。

SIDE END
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