【ゼロの使い魔】編
011 ヴェストリ広場での決闘 その2
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みに、快諾と云う訳ではななかったが多少顔を渋らせた後、僕の申し込みを承諾してくれた。
「今度もコインが開始の合図だ」
「ちょっと、ギーシュ!? サイトも!」
「いいんだルイズ。さっきは剣を使ったけど、俺のメイジとしての腕前は披露していないからな」
「いくよ」
「ああ、何時でも来い」
僕はサイトが杖を構えたのを確認すると、先ほどとは違う感情でコインを空中へと弾いた。
SIDE END
SIDE OTHER
「往け! 僕のワルキュ──」
「遅い! “フラッシュ・バン”」
才人はコインが落ちたのを確認した瞬間、ギーシュのゴーレムが立ち上がる前に“ライト”のコモン・マジックを──杖先から打ち出された淡い光をまるで閃光玉の様に光を弾けさせる様に改良したオリジナルスペルでギーシュの目を自分から逸らした。
「ぐっ! 眩しっ!」
才人の杖先から出た光を素直にまじまじと注視していたギーシュは、いきなり弾けた閃光に思わず杖を手放し両手で目を覆ってしまう。……当然、才人からすればギーシュのその行動は判りやすい隙にになる訳で──
「俺の腕前、見てもらえたか?」
「……ああ、よく見せて貰ったよ」
ギーシュの背中に才人の杖が押し付けられる。……時間にして10秒。勝負は一瞬で、目眩ましをしてギーシュの後ろに回りこむ。……才人のしたことは単純だった。
SIDE END
SIDE タバサ
サイト・ヒラガ。使い魔召喚の儀でルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールに召喚された青年。……私の使い魔が彼を見た瞬間、私の使い魔は物凄く彼に対して怯えだした。
いくらその怯えている理由を問い質しても、シルフィはあのお兄さんに宿っている赤い龍が怖いのね!≠ニ、要領を得ない答えが返ってくるばかりなので、仕方なく自分で監視することにした。
赤い龍。……彼からその片鱗を見たのは今日の授業で主が馬鹿にされている時だった。私の見間違えでなければ、怒った彼の背後に赤い龍を象ったオーラが見えた。
「……いいわねぇ。しびれるわぁ」
どうやら、隣に立つ自称・友人の悪癖がまた始まったらしい。……否、回りの女子の様子を見るに、彼に魅せられたのは隣に立つ赤髪の友達だけではないらしい。
これからも彼──サイト・ヒラガの監視を続ける事に決めた。
SIDE END
SIDE ユーノ・ド・キリクリ
ヴェストリ広場で行われたサイトとギーシュの決闘。最終的にはサイトが勝つとは思っていた。……が──
(これは少し予想外だね)
真人君──サイトの左手を見るに、サイトはルイズと“コントラクト・サー
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