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戦姫絶唱シンフォギア〜another of story〜
EPISODE2 覚醒の鼓動
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なく倒れる。少し遅れて飛鳥が登って来たことに気が付き慌ててスカートのすそを直し躰も起こす。こういう恥じらいはどうやらあるようだ。
「な、なんとか撒いたな…」
「正直死ぬかと思った。でも・・・・これからどうする?」
う〜んと呻ったあと携帯の時計を見る。遭遇から、約30分といったところか。
「30分はこのまま、ってことになるな」
「ちょっと休憩しよ〜。走りっぱなしだったから疲れた・・・・」
ごろんと寝転がる響。普通の女の子だったらここに来る前にバテていることだろうが、そこはさすが響だ。普通の子よりもスタミナと運動神経には秀でている。とはえ、これには緊張の糸が切れた飛鳥も響の隣に寝転がる。それを面白がって、女の子も同じようにひんやりとしたコンクリートに倒れた。
「・・・・綺麗」
夜空の星を見た響がそう呟いた。
「普段夜空を見上げるなんてことしないもんな。こりゃ絶景だ」
「お星さまキラキラ!」
「こんな光景、未来にも見せたかったな・・・・」
そう呟いて、響は何か思い出したかのように起き上がる。
「ね、飛鳥も一緒に見ようよ流星群!」
「流星群?」
「うん。今度あるらしいんだけど、飛鳥も一緒に見ようよ!」
目を星のようにキラキラさせながら此方を覗いて来る響。相変わらずこういうお祭りごととなるとテンションの上がり方がまるで子供なところはまったく変わっていない。そのことに安堵しつつ飛鳥も躰を起こす。
「ま、断る理由もないしな。いいぜ」
「やった!じゃぁ約束っ」
そう言って小指を出してくる。飛鳥も響と同じように対照の小指を出し、絡めさせる。日本古来から続くまじない――――ユビキリゲンマンだ。
「ユビキリゲンマン、嘘ついたら、」
「ハリセンボン飲〜ます、指切った!…ところでハリセンボンって針千本?ハリセンボン?」
「すこぶるどうでもいい」
「酷い!乙女の純情な疑問を傷つけるなんて…!」
「そーだよ、ひどいよ!」
「こいつらめんどくせぇ…」
でも、まぁ・・・・悪い気はしないな。そう心の中で呟きながら飛鳥は左手の小指を見つめた。
「・・・・リンゴが、浮かんだ、空に・・・・」
「どうしたの?」
「・・・・前もこうして誰かと星を見ていた気がするんだけどなぁ・・・・なんか約束してた気がする」
「ふぅ〜ん・・・・さっきの歌は?」
「聴いたことあるけど思い出せない・・・・なんか、こう…そう、懐かしい・・・・ような、切ないような」
ちぐはぐなことを言う飛鳥。ふと脳内に浮かんだ歌と光景。だがそれは酷く曖昧で断片的にしか思い出せないため上手く説
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