後悔
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けではないが
今回ばかりは感謝しなければならないようだ
「 今度から気をつけよう 」
今日は長い1日だったなぁ
大学からこの部屋まで2時間かかるとは
僕は夕食をパンで済ませ、シャワーを浴びた
スウェットを着て、今日の反省を生かしてテレビ(ニュース)を見ていると
スマホにメールが入る
おや? 永田教授から?
『 明日の研究室は休講にします 』
了解です。と返信を返して、僕は布団に入った
明日は平日だが、急に休日になってしまった
「 明日休みなら、いらないよね 」
僕は目覚ましを設定せずにに眠りについた
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今日は充実した1日を送ることができたなぁ
日が暮れる前に自分の部屋に帰ってきた僕は、久しぶりの満足感に浸っていた
昨日に比べたら、なんていい1日だったんだろうと思う
スーパーではタイムセールに遭遇し、道路でおじいさんに話しかけられ
他愛も無い話に花を咲かせた
何気ない日々の中の、ほんの少しの幸せがこんなにも自分の気持ちを軽くするのか
日常っていいな うん。
夕食の準備をしている僕の顔は、さぞかしニヤニヤしていることだろう
そういえば、昼間に実家から宅配便が届いてたのを忘れていた
僕の実家は専業農家なので、時々、野菜やお米を送ってくれる
電子レンジくらいの大きさのダンボール箱を慎重に開封する
そこから現れたのは、まずお米、そしてお米、更にお米、トドメのお米だった
「 米ばっかじゃん・・・ まあいいけど 」
そしてまた思い出す
「 ・・・・しまった! 今日お米大量に買ったじゃんよ! 」
昼間にスーパーに行った時、タイムセールという響きに流されて
10`を3つも買ってしまっていた
「 1人暮らしでこんなに食べれるわけないしなぁ 」
一瞬、ほんの一瞬だけ、誰かを呼んで一緒にご飯を食べようかと考えたが
めんどくさいのですぐ却下
そこから導き出される答えは・・・
「 もっかい今日を満喫するか 」
今日があまりにも充実していたので、いつもより軽い気持ちだった
過去に戻ることに抵抗がなくなってきたのだろうか
そして僕は過去に・・・
・・・
・・・・・・・
・・・・跳べなかった
「 あれ? おかしいな? 」
調子が悪いのか、イメージが足りないのか。
もう一度やってみる
・・・
・・
やはり跳べない
今までと同じやり方でやって
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