暁 〜小説投稿サイト〜
「メ」から始まる異世界日記
君の名前
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
力は感知。こいつの感知の場合は主に人間とか生きてる奴らの場所を感知できる。他の奴には水のある場所を感知したりすることもできる。 
「女の子はなぁ…」
「あ・と・で! ご教授いただきます! あ・と・で!!」
「はぁ…つまんねぇの…」
と、あの野太い声が
「おい! ロミオ!! てめぇまたお偉方の娘さんに手ぇだしただろ! 俺が怒られんだよ!!」
かわいそうにマスター。同情するよ今だけは。
「おらさっさとそのうわっつらだけで良いから謝って来いよ…てか何回目だよ…」
「はぁ…仕方ねぇ…ちょっくら行ってくるわ…あ、その女の子」
「断る!!」
「へいへい…ごゆっくり〜」
やっと人払いできたよまったく!! それより本題だよ本題。
「えっと…名前、聞いて良いかな?」
「だれ?」
「指さして?」
指をさしたのは自分自身だった。
「Oh…マジですか… ん〜…あ、なんで昨日はあそこにいたのかな?」
「どこ?」
疑問詞ばっかじゃねぇか…whなんとかの英語やってるわけじゃないだろうな…まったく…
「昨日の暗い洞窟のことだよ? どうしていたのかな?」
「わからない」
「そ…そっか…あ、お父さんとかお母さんは?」
「あなた、泣いてる?」
「はぁ!?」
「心が泣いてる。そう感じる」
そりゃ泣きますよ! コミュニケーションとれないんですもん!!
え!? なんでわかった!?
「あなたは優しい。そう感じる」
「んなっ!?」
たぶん、顔真っ赤だよ今の俺!?
「名前。」
「え? な…なに?」
「探して?」
「は???」
「名前、探して?」
「…き…君の?」
コクン
な…名前を…探す…とは?? い…意味わかんねぇ…
「…?」
かわいく小首傾げられましてもねぇ!?
名前をつけろって意味なのか??
「す…すこしまっててね?」
コクン
それからしばらくの静寂。そして、俺のネーミングセンスがひかる!
「そうだ! 月子はどう?」
ほんとに月みたいな雰囲気だし
「…」
反応がない。だめみたいだ。くそう、チワさんなら良い名前をつけてくれそうな気がする。すると、
「あかり、は? あかりちゃんはどう?」
この声は! チワさんナイスタイミング!!
コクン
チワさんまじスゲーーーー!!!
「あ…ありがとうございますチワさん! ナイスタイミングです!」
「は? コウが呼んだんでしょ?」
「は? 呼んでない…ですよ? たしかに心の中でチワさんがいてくれたら、と思いましたけど…」
「コウ、困ってた。だから呼んだ」
「あかりちゃんが? でもコウの声だったよ?」
え!? てことは…あの時の悲鳴は…?
「あかりちゃん? きみは…人の声を誰かに届けることができるのか!?」
「わかんない」
たぶん…いや、絶対そうだ。あの洞
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ