君の名前
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学校も終わり、みんな話したりしている横を俺とハルキは走る。俺のギルド、ダイヤモンドハーバーへ向かって。
「お〜? コウ! 昨日は大変だっ…た…ね?」
「さっさと奥にいってしましましたね」
一方、ハルキはというと
「おっす! ミドリちゃん今日もカワイいね! おやっ! そこにいるのはティラミスさんでは! 相変わらず美しい!!」
「あ…ありがとー…あはは…」
「あら? コウとご一緒じゃないのですか?」
「おいっ! ハルキ!! くるのか!? こないのか!?」
いちいち挨拶してやがる…こっちは余裕がないんでねっ!! 悪いけど急いでもらうよ!
「待てよコウ! そんなに焦らなくてもさぁ〜? あ…この女の子?」
「…」
「おぉ…たしかに…美人さんだ… あ、おれはハルキっつんだ! 少しだけお話ししてくれるか…」
「だれ?」
ギルドの奥にある個室の1つが彼女にあてがわれた。ベッドに座ってこちらを見てくれた。
昨日はだいぶパニクってたからよくは見てないけどなんだか感情の欠落したような、なんか不思議な目だ。あれ? これは俺たちを見てるのかな? なんか視線があわない気がするんだけど… 奥のほうでも見てるのかな? ちょっとトラウマだな…
「だれ?」
「また、だれ? って言ってるぞコウ?」
「言われなくてもわかってる」
そこで少し深呼吸して、
「お…おれはコウって言うんだ。よろしくな?」
「だれ?」
「いや…だからコウって言うん…」
「だれ?」
「え? いや…だかぁあ!?」
思いっきりハルキに個室のそとに引っ張り出され、
「あの女の子…大丈夫か?」
「はぁ? ケガとかしてな…」
「ばか! 記憶とかだよ…精神面っつーの?」
「あ…たしかに…」
とそのときチャラい着信音が鳴り響き、
「お!? や…やべぇ!? うちの大将がブチ切れてる!? わ…わりぃ、コウ! ギルドいかねぇと! んじゃな!! あ、ミドリちゃんとティラミスさんもまたな!」
まぁ〜いちいち丁寧な奴だなぁ…しかもバタバタうるさいし…てか…
「やっぱりサボってやがったか…にしても精神面か…考えてなかったな…」
よく考えてみると俺もトラウマなのに彼女に衝撃がきてないわけないよな。悔しいがハルキにはあとでなんか奢ってやろう。とか思ってると、
「だれ?」
「あ…えっと…誰に向かって言ってるのか…指さしてもらえるかな?」
彼女が指した方向は…俺…の…うしろ!?
「お、かわいいじゃん? なに? コウが連れ込んだの?」
「なんだお前かよ!!」
「なんだとはなんだヘタレ!!」
グサッと心に刺さるお言葉。
こいつはギルドNo.1の遊び人のロミオ。世間一般で言うイケメンなんだろうけどいちいちキザでムカつく。こいつの魔法は銃精。おれの魔法の銃バージョンだ。こいつの能
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