少年は剣の世界で城を上るようです 第五層
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おお!!』』』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!
ヒースクリフの号令と共に、開け放たれていた扉の中へと半分自棄になり30名が一気に突撃をかける。
そしてそれを見越していたように、部屋の奥で黒い波が蠢きこちらへ物凄い速さで這い寄って来る。
両者が激突する瞬間、波が―――持ち上がった。
「「「うげぇっ!!」」」
「構うなぁ!突撃!!勢いを止めたらまともに頭にかぶるぞ!!」
『『『うおぉぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!』』』
「投擲部隊下がれ!頭上超えてきた連中を片付ける!!」
「うえぇー、結局こうなるんかい!!」
一瞬止まった攻略組以外を叱責し、突撃を敢行させる。波の中に消えた先発隊だったが、それも一瞬。
数人があちこちにウゴウゴと蠢くのを貼り付けて弾け出て来た。
先の事を考え投擲部隊の装備はそのままにさせ、後ろ備えの範囲攻撃持ちが溢れて来た残党を掃除しに
出て行く羽目になった。あーいやだいやだ・・・・・ならばせめて、なるべく遠くで刈り取る――って
来た来た来た来たぁ!!
「そ、それ以上近づくなぁぁぁぁぁぁ!!"色即是空−色"!!」
ザゥンッ!!
「ホンットにもう仕方ないわねぇ!!"ディバイダー・フィッズ"!!」
ガォウ!
「"ギガント・シントライカー"!!っと、こりゃマジで気持ち悪いなぁ!死神の!」
ドガガガガガ!
「そう思うんなら少しでも近づけない様に倒せよぉ!!"色即是空−即"!!」
フォンフォンフォン!
「大剣で中距離攻撃出来るつったら4mが限界なんだよ!嫌ならそれの出現条件晒せよ!」
分かってるならとっくに晒している――とエリゴールに心の中でぼやきつつ、ソニックブームを放つ
"色即是空"を発動し続ける。このスキルもまた微妙な使い勝手で、"色"の攻撃範囲が前方4m〜6m間の
縦30cmの横2m。続く"即"が幅1m程の地を這う真空波を3方向に撃つ技だ。
『『『ぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!』』』
「重盾部隊が戻って来るぞ!下がれ!敵の残存数は!?」
「一度の往復で2/3まで減ったが4分隊に別れた!」
「1分隊を一合で叩く!重盾部隊全員で右の孤立している蟲を蹴散らせ!突撃ぃぃ!!」
『『『うぅらっしゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!』』』
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!
段々息が合って来た重盾部隊の突撃で、別れた内最も大きい分隊が行きの一合で潰
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