第89話 誰もが謎を深めて行くようです
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あるわ。」
次の日、急にコタの実力を見てーって言い出したオッサンを連れてダイオラマ球の中でドンパチを
始めやがった。ったく、何が楽しくて殴り合ったり魔法ぶちかまし合ったりするんだか。
そうしねぇと始まらないんだがな・・・。
「まぁ2人とも悪くはねぇ。明日から祭りだ、見てやるよ。『闇き夜の型』行ってみ
ろ。」
「はい。スゥ――――」
ズ ッ ・ ・ ・
先生が型を始めた瞬間、その黒い気に思わず背筋が凍って冷や汗が出る。
『闇き夜の型』、つまり自分の中の"闇"を表に出して留めとくって強化術の一種だ。
これをやれなきゃ『闇の魔法』は使えねぇ、って基礎だが・・・しかし、これは・・・・・・。
「駄目だ駄目だ!てんでなっちゃいねーぞ。やはり一ヵ月じゃぁ流石の天才少年でも無理だったか。
不安定すぎるぜ、実戦じゃまだ使えねーな……っと、心を乱すんじゃねぇ。」
「そうかぁ?ワイにゃそうはみえへんけどなぁ?」
「くっくっく………しかしまぁ問題山積みで大変だなぁお前ら。元の世界にゃ帰れねぇ、
好きな子は奴隷になってるわ、謎の敵にストーカーされるわ―――お姫様の事やら。」
コタの"正しい"反応に笑っただけで答えて、いつの間にスったのか神楽坂の仮契約カードを出して
『お姫様』と呼んだ。・・・何の話だ、またいらん要素付け加えようってのか?
「お姫様……と言うのは明日菜さんの事ですか?」
「ハッ、今のお前らの目標は全員の無事帰還だろ?だったらこれ以上は知らなくていい。」
「誤魔化さないでください!明日菜さんが…父さんやこの世界とどう関係があるって言うんですか!?」
「今まで気付かなかったか?あの子の特異さに?『魔法無効化』なんて超希少特殊能力、
両親の不在、近衛家・タカミチとの幼少からの付き合い……少しも不思議に思わなかったと?」
果てはあの妖怪学園長や意味不明一家からの保護、な・・・確かに不思議満点だ。
その上、ちょいと修業しただけで長瀬やら古菲やらと同等の戦闘力持ちになるとか・・・。
ファンタジー満載過ぎて全然意識が行かなかったが・・・改めて考えりゃおかしいわな。
ズォッ――!!
「ラカンさ「ネギくーん!ネギ君!大変!!」っ、は、ハルナさん!?」
「今、朝倉のアーティファクトがすっ飛んで来て!あの二人がここに向かってたんだけど、
西50キロの地点で賞金稼ぎに襲われたってーー!」
「……っ、分かりました、直ぐ行きます!」
キレかけた所で早乙女が慌てた様子で飛んで来た事で、冷や水をかけられた様に冷静になる先生。
戦闘力
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