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転生とらぶる
コードギアスR2
0649話
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 まぁ、正確に言えばロイドにしろラクシャータにしろ、一流の開発者であり設計者なんだからあくまでもその傾向があるってだけなんだが。
 ロイドはランスロットでMVSやブレイズ・ルミナス、ヴァリスといった物を実用化しているし、ラクシャータにしろ紅蓮弐式の基本性能は非常に高い。つまりロイドにしろラクシャータにしろ、基礎的な技術という意味では2人共十分に高いということだ。
 ただ、俺がロイドの方を選択するというのはロイドが……正確にはセシルが開発する予定のエナジーウイングが興味深いからだ。ラクシャータの技術に関しては、輻射波動以外は全てとは言わないが神虎で大体入手してるしな。

「っと、話がずれたな。その件については全てが片付いてから改めて話すとして……それと、シャドウミラーが黒の騎士団に協力するに当たっては幾つか要請したい事がある」

 何かを言いたそうな目をしたラクシャータだったが、技術者としての話を俺にしてもそれ程詳しくない。その辺の話はレモンやマリュー辺りに任せて話を戻すとしよう。

「要請?」
「そうだ。まず1つ。黒の騎士団のメンバーにいるジェレミア・ゴットバルトを一度光明に派遣して貰いたい」
「……ジェレミアを?」
「そうだ。……ジェレミア・ゴットバルトの件については?」
「ギアス響団の人体実験によって身体の多くを機械にされたというのは話してある」
「その関係でちょっとやってもらいたいことがあってな」

 残念ながらアーニャを捕虜にしているのはともかく、マリアンヌに関しては教えるつもりはない。当然ジェレミアにもだ。このまま誰に知られる事もなく消えて貰うとしよう。

「なるほど、ギアス響団の件で何かあると?」
「そうなる。ギアスの被害者に関しての治療の1つ、と考えて貰ってもいい」
「ジェレミアが何らかの治療が出来ると?」

 そう口を挟んできたのは、ルルーシュではなく藤堂だった。恐らくギアス関係の情報は必要最小限にしているのだろう。

「恐らくだがな。正確には可能性があるというだけで、確実とは言えない。もし成功したら詳細はジェレミアから聞けばいいさ。……そして、もう1つ。これに関してはこっちとしてもかなり重要だと思ってくれ。この返答次第でお前達に手を貸すかどうかをはっきりと決めさせて貰う」

 その瞬間、部屋の中の空気が緊張感を含ませたものに変わる。

「最後の条件とは?」
「黒の騎士団の人員だ。正直、こちらに入って来ている情報では黒の騎士団は人材的に……より正確に言えば特定の人物がブリタニアと繋がっている可能性が高いとある」
「何っ!?」

 当然の如く一番最初に反応したのは藤堂。これまでの経歴を思えば無理も無いが。
 だが、逆にラクシャータは特に興味を見せず、ディートハルトは一瞬だ
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