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戦姫絶唱シンフォギア〜another of story〜
EPISODE1 再会
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内心溜息をつくと飛鳥は思い出したように話を切り出す。


「そういえばおまえ、ノイズに襲われたって聞いたけど…大丈夫だったのか?」

「・・・・うん。少し色々あったけど、でも今はも平気!」


一瞬表情を暗くしながらもまたいつもの明るい笑顔を見せる響。それをみて何かを悟ったのか飛鳥はそれ以上訊こうとはせず「そっか」とだけ言いその話題を切る。


「飛鳥の方こそ、どうしてたの?お父さん、元気?」

「あ〜・・・・まぁ、な。うん、元気だ」

「え、なんか歯切れ悪い返事」

「えっとな。俺と父さん今別々に暮らしてるんだ。あっちはあっちで忙しいから、俺だけでもってこっちに戻してくれてさ」

「そうなんだ。ならおじさんに感謝しなきゃだね」


スキップ混じりで少し先を歩く響。こういう恥ずかしいようなセリフをシレッと平気で言ってのけるのは天然由来か、はたまたただのバカか。自分の知っている立花 響とのギャップに少し寂しさを感じつつ飛鳥はその後ろを歩く。

二人で楽しく変える帰り道。その足取りはいつもより軽く、穏やかなもの。

だが、そんな些細なことでさえ、非日常は全てを壊していくのである・・・・。
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