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転生とらぶる
コードギアスR2
0648話
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シュのその言葉に、思わず驚きの表情を浮かべる。
 もちろん量産型Wの件については隠し通せるものではないと思っているし、何より星刻を始めとした陽光首脳陣や幹部達は知っていることだ。だが、だからといって黒の騎士団がその情報を入手しているというのはさすがに驚いた。
 まぁ、陽光に関しても全員が全員潔癖な人物という訳でも無い。いや、寧ろ大宦官のおかげで芽が出なかったとは言っても、相応に欲のある人物もいるのだろう。恐らくそのような者から対価を払って情報を引き出したのだろうが。
 少なくても、ギアスを使ってということがないのは鵬法璽の契約ではっきりしている。

「へぇ。良く俺達の事を研究しているな。だが、それだと黒の騎士団と手を組む理由にはならないが? さっきも言った、間接統治を行えば十分なのだから」

 正直、シャドウミラーとしてはサクラダイトのみが目的である以上、間接統治で十分と言うよりは、それが望ましい統治方法なのだ。
 星刻にしても、別に世界の全てを自分達で支配する……なんて馬鹿げた考えを持っている訳では無いし。

「サクラダイト」

 そんな風に考えていただけに、ゼロの口から漏れたその一言に反応してしまったのはしょうがないだろう。

「サクラダイトがどうした?」
「恐らく、私達の文明の基盤ともなっているサクラダイトは、この世界特有の物質なのではないか? あるいは他の世界にあったとしても、それは極少数であると考えられる。……どうかな?」
「……そう思った根拠を聞かせて貰えるか?」
「何、そう難しい話じゃない。シャドウミラーの兵器は、基本的にエナジーフィラーが尽きるという事はない。それ程の長時間運用、サクラダイトでは無理だと意見があってね」

 チラリ、とラクシャータの方へと視線を向けるゼロ。
 その意見を出したのがラクシャータなのだろう。そしてラクシャータ本人もつい先程までの気怠そうな表情は消え、興味深そうな視線を俺へと向けている。

「そうだな。別に隠していたわけじゃないが、確かにサクラダイトはこの世界特有の物だ。俺達はその世界特有の代物をこれまでも多く集めてきた。最近で最も大きいものと言えば魔法になる。で、それがどうかしたのか?」

 魔法、と言葉にした瞬間のラクシャータは興奮のあまりか目が潤んですらいた。正直色っぽいとは思うが、こんな場所でする顔じゃないだろ。

「サクラダイトというのは、日本にある富士山に世界の半分以上の埋蔵量があると言われている。そして、その日本は現在エリア11としてブリタニアに占領されている。更に言わせて貰えば、ブリタニアと陽光、シャドウミラーはコーネリア殿下が告発したギアスの関係で既に戦争状態になったと言ってもいいだろう」

 チラリ、とコーネリアに視線を向けるルルーシュ。コー
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