第4話「ガン牌ジジ抜き(下)」
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ごと)感覚のレベルじゃないからね!一勝一敗に命がかかってるくらい本気でかかった方がいいよ」
「すごく面白そうだね。校内でサバゲーでもするの?」
「あぁ〜。そんなんじゃないよ。華織が望むなら、体育の授業や休日にするけど?まぁ、それに近いから、楽しめるよ」
「おいおい、楽しくやれればいいじゃねぇか・・・!そう凄む言い方は・・・」
圭一がそう言うと、魅音が無言で部活の会則が書かれた用紙を用意した。
会則第一条
狙うのは一位のみ!遊び感覚で、いい加減なプレイは厳禁
会則第二条
部活に勝利する為に、あらゆる努力をする事を義務付ける
会則第三条
勝者が絶対。敗者は、罰ゲームを甘んじて、受ける事(但し、犯罪関係や命に係わる罰は禁止します)
会則第四条
部活のゲームの種目は色々とあり、全員が不平等です。その為、ハンデとかは一切なしです
「まぁ、こんな所だね。圭ちゃん。質問は?」
「なぁ、罰ゲームって、どんなのがあるんだ。腕立て10回とか、荷物運びとかか?」
「あ・・・そんな生ぬるいのではないよ。罰ゲームは、色々とあるよ。圭ちゃんや華織は、特に喜ぶと思うから」
「まぁ、取り敢えず。今日は、部活初心者が結構いるから、スタンダードにジジ抜きはどうっ!!」
「・・・まさか、魅音。ガン牌トランプを使うの?流石に、部活初心者の彼らには、悪いよ・・・」
「おい、ガン牌トランプって、この傷だらけのトランプかよ・・・」
取り敢えず、ガン牌ジジ抜きの説明
@トランプ52枚の中から任意の1枚を裏向きにしたまま取り出し、そのカードを最後まで確認しないでゲームを行う。基本的なゲーム進行はババ抜きに近い。
A取り出されたカードと同位のカードは3枚しかないため、1組(2枚)が捨てられると、残りの1枚は捨てられなくなる。この余った1枚がジジとなるので、ゲームが終盤まで進んで、ある程度手札の枚数が少なくならないと、どのカードがジジかは分からない。
Bカードに傷がある為、部活メンバー全員が、どのカードか分かっています。その為、ガン牌トランプと言っても過言ではありません。
C傷がある為、覚えるのに時間は左程掛かりません。記憶力や知恵を絞れば、確実に勝てます。
「流石に、初心者がいるから、傷なしトランプでした方が・・・」
「いえ、大丈夫よ。同じ土俵で、勝負しないと、公由の名が廃るわ」
「それくらい、ハンデがあった方がいいよ」
「あぅあぅ・・・ボクは慣れているので・・・大丈夫ですよ」
「・・・羽入や華織や真夕が傷付きトランプで勝負するんだ。俺だけが、ハンデ有りで、勝負するのは癪だからな」
そう言うと、圭一は勝負をすることを決意する。圭一の赤い闘志の炎が出ているのが分かる。今まで
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