【ゼロの使い魔】編
008 使い魔の仕事
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な赤い髪。大抵の男なら釘付けになる程グラマラスなプロポーションの少女。
「ええ、そうですけど?」
この学院に通っている生徒の大部分が貴族なので、一応敬語を遣っておく。……いくら設定¥繧ナメイジとは云え、立場は平民と何ら変わりない。ムダないさかいは面倒な事になるのだ。
「私の名前はキュルケ。キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー。……ミスタ、貴方の名前を訊いても宜しいかしら?」
キュルケは自己紹介をしながらも、俺を観察する様にジロジロと観てくる。
「……これはご丁寧に。……私の名前はサイト。サイト・ヒラガ。この度、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール様の使い魔になりました、在野のメイジです。……以後お見知り置きを」
「サイト? 貴方、私にはぞんざいな対応をするのに、ツェルプストーにはちゃんとした対応をするのね? ……罰として朝御飯抜き!」
ルイズは主≠差し置いて俺とキュルケが和気藹々と話しているのが気に入らなかった様で、俺に罰と称した怒鳴り付けを残して去って行った。
「……あらあら、貴方も大変ねぇ」
「……そうですね」
俺はキュルケから同情の視線を受けながら、意に沿わずとは云え損ねてしまったルイズの機嫌を取る方法を考えるのだった。
SIDE END
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