【ゼロの使い魔】編
008 使い魔の仕事
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
無の担い手で、俺は虚無の使い魔と云う事になる。
(笑えないな。……こうするしかないか)
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは系統魔法とコモンマジックも使う事が出来る=v
とある確かな情報筋≠ゥら虚無≠ナある事がどんな意味合いを持っているか知っている俺は、ルイズを守る為にも、久しぶりに“有言実行”を行使する。
「ふぅ、俺も寝るか」
寝ているルイズの寝顔を存分に眺めた後、倉庫≠ゥら出した布団の中で眠りの淵へと意識を落としていく。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ん、朝か?」
慣れた布団から、これまた慣れた感覚で起き上がる。窓から外を見ると、曙で日が上り始めたばかりだ。
「ルイズは──まだ寝てるし、時間迄はまだ時間は潤沢にある。……朝の基礎トレーニングでもしに行くか」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「491…492…493…494…495…496…497…498…499…500! ふぅ〜、もう4倍でのメニューも楽に流せるようになってきたな。そろそろ次のステップに進むか?」
外に出て見聞色≠ナ周辺に危険が無いのを確認して、何時もの様に“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”の倍加の能力で俺自身の身体に負荷をかけながらトレーニングメニューを消化する。
「ふぅ、そろそろルイズを起こしに戻るか。って、ルイズの部屋どこだっけ? 迷いそうだ。……かと言って、学院の生徒に聞くのも何か嫌だ──笑われそうだし。……はぁ、本当にスキル様々だな」
来た道を寝惚けて外に出たから道筋をはっきりと覚えていないので、“腑在証明”でルイズの部屋まで一気に転移する。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「おーい、ルイズー。起きろー」
転移して開口一番、とりあえずは声を掛けながらルイズの身体をユサユサと揺さぶる。……しかし、5分程揺さぶっても中々起きないので──
「面倒になってきたな。……“ザメハ”」
「ふぇっ? 朝ぁ? ……って、アンタ誰よ? あ、そういえば昨日召喚したんだったけ?」
「起きたようだな。ほい、水」
寝惚け眼でルイズはのそりとベッドから起き上がり、俺から受け取った水を飲む。
「ありがと。サイト」
「あら、ヴァリエール。起きてたの?」
そこでルイズと俺以外の声が掛けられる。
「げっ、ツェルプストー。朝からイヤなモノを見たわ。サイト、この女を追い払いなさい」
「あらあら、ご挨拶ね。……で貴方がヴァリエールに召喚された使い魔でいいのよね?」
ルイズにツェルプストーと呼ばれたのは褐色でそこはかとなくドライグを想起させるよう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ