暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはINNOCENT 〜漆黒の剣士〜
第6話 「コミュルーム」
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こまで絡まれなければならないのだろうか。毎度のようにこうも絡まれると他の店に行きたくなって仕方がないのだが……。
「ハイハイ、ふたりともそこまでよ。今日はなのはちゃん達にお店を案内するんでしょ?」
「あ、そうだったそうだった」
「ご、ごめんねみんな……私のせいで何かおかしな方向に話が行っちゃって」
「謝らなくていいよフェイトちゃん。フェイトちゃんがお姉ちゃん子だったって知れたし」
高町の言葉にフェイトの顔が赤く染まった。浮かべられている笑顔を見る限り、プレシアさんのように意図的に辱めようとしているわけではないようだが、それはそれで怒ったりできないために性質が悪い。
店長であるリンディさんとプレシアさんは仕事に戻ることになり、高町達のことはテスタロッサ姉妹に任された。のだが、リンディさんは心配なのか全員のことを俺に頼んできた。
店の中に変質者がいるとは思えないが、可能性で言えばゼロではない。そのためリンディさんに肯定の返事をすると、彼女は笑顔を浮かべて去って行った。
「そ、それじゃあ気を取り直して……この部屋《コミュルーム》について説明するね」
「BDシミュレーターはどうしても順番待ちになっちゃうでしょ。ここはその間に楽しんでもらう部屋なんだ」
「ということは、フェイトちゃんが言ってた部屋ってここだったんだ」
「その割に見た感じ普通の休憩所って感じじゃない? デパートのフードコートみたいな感じだけど」
「そうだね。自販機にテーブル……あっ、でも窓の方に何かあるかも」
月村の発言にフェイトが説明しようとする素振りを見せたが、アリシアがそれを制止し順番に回りながら説明することになった。口だけの説明より実際に見ながらの説明の方が分かりやすいからだろう。
まず最初に向かったのはブレイブデュエルのデッキ考案スペースだった。ここは装置にブレイブホルダーとデータカートリッジを挿し込むことで、デッキに入れるスキルカードを選んだりアバターのステータスを確認できる場所だ。
次に向かったのは自販機と軽食コーナー。これといって説明する必要はない場所ではあるが、ここのカレーはある人物のレシピを元にこだわりのある逸品に仕上がっているらしい。俺はまだ食べていないが、ブレイブデュエル関係で考えると知り合いの顔が浮かんでくる。
その間にも話は進み、カードローダーへと場所は移っていた。誰でも1日1枚新しいカードがもらえることになっており、バニングスが「何て太っ腹な……」と呟いていたが俺も同意見だ。小学生達はそれぞれカードローダーを使用し、新たなカードを手に入れる。
「ノーマル+ゲット!」
「あ、私も」
「私はスキルのカードだ」
高町を除いてノーマル+のカードを手に入れたようだ。ということは、初期デッキに入っていたカー
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