暁 〜小説投稿サイト〜
I want BRAVERY
十九話 翌日
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
が無難か?」

 正直、他から見たら誤解されそうだが本人は気付いていないようだ。

「ふぅ」

 メールを送信し、携帯を閉じてため息をつく。


ベットに座り、そのまま後ろに倒れる。

???PiPiPiPi

 突然携帯が鳴る。

「うぉ!?」

 急いで携帯を開き、通話ボタンを押して耳に当てる。

「もしもし?」

『もしもし?琉峰君?』

「えぇ、そうですよ。先輩ですか?」

『うん。先輩なんて堅苦しいから楓でいいよ?』

「いえ、やっぱ先輩を呼び捨てになんてできませんよ」

 名前で呼んでしまうと、戻れない関係になりそうで怖い。

『まぁいいけど・・・今はね』

「え?なんか言いましたか?最後の方聞こえなかったんですけど」

『ううん。なんでもないの。そんなことよりメールの件なんだけど』

「そうですか・・・えっと、さっき送ったメールですよね?」

『うん』

「もし、昨日みたいなことに今日もなったりしたら、って考えたら先輩が心配で」

 これで先輩が『影人間』になったら、俺のせいだしな。

『私を心配してくれるの?』

「え?えぇ。当たり前じゃないですか」

 この人、戦えないしな。

『そっか・・・そっか・・・』

「先輩?」

『な、なんでもないよ?』

「なんで疑問系なんですか・・・それより、とりあえず昨日は12時の直後らへんになってたので、今日も出来ればその時間帯は一緒にいたいんですけど、大丈夫ですか?」

『一緒にいたい!?・・・そっか、うん、いいよ』

「・・・なんか勘違いしてません?てか都合のいいとこだけ聞くのやめてもらえます?」

『まだ、あって1日も経ってないけど、私全然大丈夫だから』

「・・・もういいです。とりあえず、11時くらいに、会いたいんですけど・・・」

『大丈夫だよ。こっちの寮さ、裏口から普通に出入りできるし・・・前友達がね、彼氏連れ込んでたの』

「へ、へぇ・・・」

 向こうの寮の安全が証明されるかどうか考えると、向こうに行くのが最善なのだが、なんだか行きたくない。

「ま、まぁ、その時間に何処かで落ち合いたいんですけど」

『お、落ち合うだなんて・・・まるで駆け落ちみたい』

「違います」

『照れないでよ』

(照れてねぇよ!妄想は入りすぎだろ!)

「と、とにかく!11時に先輩の寮の前行くんで、待っててもらえます?」

『わかった・・・あ』

「?」

『私、ゴムもってないけどだいzy』

???ブツッ

 思わず電源ボタンを押してしまった俺は悪くない。

「なんか・・・あの先輩ヤンデレになりそうで怖い」

 そうな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ