ケットシーの傭兵
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こそ、キリトぐらいしかいない。
さらに、トーナメントで上位に入賞するリーファやアスナでさえ、一体多の戦闘は無理である。リーファの戦闘スタイルは正々堂々一体一という状況で存分に力が振るわれるため、相手が多数となれば、死角から攻められてやられてしまう。
アスナは使用武器であるレイピアの特徴から、大人数が相手では、後れを取ってしまう。
「ライトって軽いって方の意味らしくて、相当速いらしいですよ。突然目の前に現れたと思ったら、背後をとられていたりだとか。速すぎて、残像が残るだとか。とにかく、速いらしいです。」
「へぇー。ところで、ライトさんが使ってる武器ってなんなんですか?」
「短剣の二刀流らしいよ。」
「「「二刀流!?」」」
またもや驚嘆の声をあげて、キリトの方を見る。
二刀流はその扱いがとんでもなくらい難しいらしく何人も挑戦したそうだが、断念したとか。
そして、現在唯一二刀流を使えるキリトはとんでもない強さを見せている。例えば、二刀流でALO最強と言われていたユージーン将軍を倒したり、ソードスキルの連続発動なんてチート紛いなことをしてくれたり、とにかく凄いのだ。
「へ〜、今度手合わせお願いしたいな〜。」
「だ〜か〜ら、アスナはバーサークヒーラーなんて呼ばれるのよ。」
「やめてよ、りずぅぅ。その名前を出さないでよ。結構恥ずかしいだかね。」
「身から出た錆よ。元々サポート重視のウンディーネが突然ワンドから、レイピアに持ち替えて、前線で戦ってたら、誰だって似た感じのあだ名を思いつくわ。」
「違うってばー!」
顔を赤くしながら、否定するアスナが面白いのかさらにからかうリズベット
「夫が夫なら、妻も妻よね。夫婦揃ってバーサーカーなんだから。」
「あたし、戦闘狂みたいに言わないでよ。」
「自覚なしですか。重症ね。」
「//ち、違うってば〜〜//」
リズとアスナの口論が次第に大きくなるがキリトは一向に目を覚ます様子がない。
何故ならライトの名前が出たあたりから、冷や汗をかきながら、必死に寝たふりをしているからである。
そして、ただ一人キリトの異変に気づいていたシノンは周りに気づかれないようにクスクスと笑っていた。
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