ケットシーの傭兵
[3/4]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
慢してて、サクヤさんなんか額に青筋浮かべて今にもキルしそうで止めるのに苦労したよ。」
決してサクヤが男性プレイヤーから、人気が無いわけではない。むしろ、圧倒的な人気から領主に選ばれるほどの人気度を得ており、しかも時たま行われるトーナメントでは上位に食い込むほどの実力者であり、しかも大和撫子風の超美人。だからこそ、高嶺の花過ぎて男どもが寄り付けないだけなのかもしれないが、リーファ曰く一緒にサクヤさんが一緒に歩いている男性なんて護衛の人ぐらいだとか……
「まぁ、サクヤさんに男が寄り付かないのは仕方ないか。」
「せいぜいあんたのところの領主さんに釣り合いそうな人なんてユージーンぐらいじゃない?」
しかし、想像をしてみるもすぐに首を横に振って否定する。「ユージーンに恋人とかありえないわ。」と口を揃えて言った。
………ユージーン哀れ。
「でね、そのライトって人はね、相当強いらしくて、前に荷物車がサラマンダー10人ぐらいに襲われた時にたった一人でサラマンダー部隊を倒したんだって。」
「……なんかデジャブを感じる」
何かを思い出そうとして、こめかみの辺りを抑えが、これが当てはまるのは一人しか知らない。それは、すぐ近くで寝ている最愛の夫なのであるが……
それを思い出してキリトの方へと目線を向ける。
「あはは、そういえば、キリト君だって同じ様なことしてたね。まぁ、キリト君の時はユージーン将軍をデュエルで負かして、撤退させたんだけど、ライトって人は全員切り捨てたらしいよ。」
「「「えぇ!?」」」
3人揃って驚きの声をあげる。サラマンダーといえばALOきっての武闘派種族であり、その練度も高い。そして、10人を1人で切り捨てたとあっては、並の腕ではない。
過去にリーファとキリトがルグール街道にて12人のサラマンダー部隊と戦闘になったときはピンチになりつつも、ユイの作成でなんとか勝利を収めたが負けてもおかしくなかった。
「うひゃー、それってキリトに匹敵するレベルじゃない?」
「まぁ、キリト君ならやりかねない………って否定出来ないんですが。よくよく考えるとむちゃくちゃですよね。ライトさんはアスナさんやリズさん達と同じSAO帰還者の人じゃないかって噂もありますよ。」
「SAO帰還者なら出来なくもないけど、ソロで何十人も相手にして戦って勝つ人なんて、滅多にいないし。そんなに強いなら、攻略組のなかでも目立ってると思うし、第一ライトなんて名前は聞いたことないな。」
実際にデスゲームとなったSAOの中で実力の持ち主は攻略組に属していて少なからずあだ名や名声は聞くことになる。しかも、ソロで大勢の敵に挑むのはゲームオーバー=死の世界のなかでは、死にに行くようなものでそんなことをするのは、それ
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ