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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第381話】
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さんが着いていかなかったのは有難い……今店員は他の客と接客中だし。
「シャル、五反田さん。 悪いがちょい手伝ってくれるか? 一夏の誕生日プレゼントに腕時計は決めたんだが。 フルスペック型の腕時計のあるディスプレイ、手分けして探してくれないか?」
「うん、わかったよ。 腕時計のディスプレイいっぱいあるもんね」
「わ、わかりました。 じゃあ私、向こうを探しますね?」
そう言って指を指し、向こうのディスプレイへと足を運ぶ五反田さん、一方のシャルは。
「手分けした方が効率もいいから、僕はこっちを探すよ。 あったら知らせるね?」
そう言って屈んでいたシャルは立ち上がると、スカートの裾を直して五反田さんとは反対側へと向かった。
俺は正面にある腕時計がディスプレイされているケースを隈無く探していると、不意に服の裾をくいっと引っ張られた。
「あ、有坂さん。 向こう側にありましたよ?」
「そっか。 ありがとう。 ……シャル、あったって」
「あ、うん。 じゃあ合流するね?」
そう言って早足気味でやって来たシャルと合流し、五反田さんに追従してフルスペック型の腕時計がディスプレイされているケースへと案内される。
「……これはまた多いな。 五反田さん、この中じゃ何れが一夏に合うと思う?」
「ふぇっ? わ、私に訊くんですか!?」
話を降られ、狼狽する彼女にシャルが――。
「僕たち、一夏の好みとかわからないんだよね。 その点蘭ちゃんは一夏と昔から知り合いでしょ? だから大丈夫かなぁって」
「た、確かにお兄――兄が友達になってからの知り合いですけど……一夏さん、何が好みなのかわからないんです、私も」
「成る程。 んじゃ、あいつに何色が似合うと思う?」
「そ、それでしたらこれなんかは如何ですか?」
そう言ってディスプレイを指差した五反田さん。
その先にあったのは白を基調とした金属製の腕時計で、縁がゴールドホワイトになっているタイプだ――確かに白式はガントレットだし、それほど悪くないだろう。
「んじゃ、それに決定。 何気に俺の買う腕時計より高いが……まあいいかな。 五反田さん、ありがとうな? シャル、二人で外で待っててくれるか? 会計済ませるから」
「了解。 じゃあ蘭ちゃん、僕達は外で待ってよう?」
「わ、わかりました」
そう言って立ち上がり、店内を後にする二人。
男性店員は接客を終え、高級腕時計が売れたのか顔を誇らばせていた。
「すみません、ちょっと良いですか?」
そう言って店員を呼び、ディスプレイ内にある腕時計を指差して出してもらい、さっき俺用に選んだプロ
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