コードギアスR2
0647話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
会談を要求してきたのは俺にだけなのか? 一応俺達の立場は、あくまでも陽光の同盟軍といった形なんだが」
「……だからこそ、じゃない? 確かに星刻や香凛、洪古は頑張っているけど、それでも陽光だけを見れば小国でしかないわ。今でこそ中華連邦の殆どを手に入れているけど、それにしたって私達の戦力が無い状況では無理だったでしょう? なら、その陽光と同じ……いえ、地力という意味ではより小さい黒の騎士団が私達の庇護を受けようと思っても不思議じゃないわ」
「庇護、庇護ねぇ……」
黒の騎士団が……いや、ゼロがそんなタマか? 下手に受け入れたりしたら、いつの間にかシャドウミラーや陽光が乗っ取られてなんて事に……あ、いや。それは難しいか。鵬法璽の効果がある限りギアスを俺達には使えないしな。まぁ、それでもルルーシュを完全に手放しで受け入れるような真似は危険だから出来ないし、なによりもコーネリアがそれを受け入れないだろう。
「何かを考えていそうではあるが……さて、どうするべきか。星刻は何と言ってる?」
「こっちに任せる、だそうよ」
「同盟国が敵対していた勢力と会談をするってのに、また随分と気楽だな」
レモンの言葉に思わず苦笑を浮かべると、それを慰めるようにマリューが口を開く。
「EUとの折衝が忙しいって聞いているけど。……EUもEUで混乱しているらしいわよ」
「絶対勝てるって言われて派遣された部隊が、ああもあっさりと負けたらな。責任の押し付け合いだろ。その辺の関係もあって、暫くEUとの交渉は長引くだろうな」
「で、結局どうするの? 黒の騎士団との会談は」
「……向こうが何を狙っているのか。いや、それならそれでありか。こっちからより衝撃の与える……レモン、コーネリアはまだ陽光に従わない軍事基地を潰して回っているんだったか?」
「そうね。スレイと一緒に……って、アクセル。貴男もしかしてコーネリアを?」
驚きの表情を浮かべるレモンに頷く。
「それは確かに、衝撃を与えるという意味ではコーネリアは十分でしょうけど……黒の騎士団とは色々あったのに、それはいいの?」
「ギアスに関しては、俺達や陽光に対して使用出来ない。となると、企むにしても暗殺やら誘拐やらになると思うが……今のコーネリアを相手に、それが出来ると思うか? それに向こうが会談を望むのなら、こっちもこっちで向こうに望むことはあるしな」
現在のコーネリアは元々の運動神経に加えて、エヴァから習得した魔法もある。ジェレミアか咲世子辺りでも、恐らくどうにも出来ないだろう。それにアーニャに関しても、そろそろ中のマリアンヌごと手を打っておかないといけないしな。それを考えれば、黒の騎士団からの会談要請はある意味でタイミングがいい。
もっとも、その為にはジェレミアのギアスキャンセラーが
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ