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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos26魔法少女たちの未来設計〜Dream and a Wish〜
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ちょっと! 女の子のお尻を両膝蹴りってあんまり過ぎじゃない!?」
「はいはい。君もパーティに出たいんだろ? だったらサクサクと本局での用事を済ませようじゃないか。こんな時間を取ってないで」
「あー、大丈夫。クロノに任せて、私は地上に降りるから」
「君という奴は・・・!」
ようやく俺の上から退いてくれたシャルには呆れしかない。もうさっさと終わらせるために俺が折れることにした。2人してベッドの上に座り、背中を合せる。シャルの体温が背中越しで伝わって来る。
「そんじゃ改めて。久しぶり、ルシル。えっと、ルシルの時間で何年ぶりくらいになるの? 千年以内かな?」
「大体・・・9千年くらいか」
「きゅ、9千年・・・!? え、ちょっ、うそ、そんな・・・」
互いに体重を背中越しの相手に掛けていたため、シャルが居なくなったことで「おわっ?」俺はごろんと仰向けに倒れ込むことに。そんな俺に「私が居なくなってから9千年も戦い続けたって言うの!?」顔を真っ蒼にしたシャルが頭上から覗き込んできた。
「泣いてくれるのか・・・?」
「当たり前でしょうが! 本気で好きになった人があれからまた9千年も地獄を見て来ていたなんて・・・!」
シャルは女座りでポロポロと涙を零していた。体を起こしてシャルと向き合う。自然と伸びた右手で彼女の頭を撫でた後、頬へと手を持って行って涙を親指で拭い取ってやる。シャルは嗚咽を洩らしながらも「でも、やっと戻って来ることが出来たんだね。正史の次元世界に」とそれでも笑顔を俺に向けた。
「ありがとう」
「うん・・・。ねえ、どれだけ倒す弧とが出来たの?」
「バンヘルドとグランフェリアの2機だ。なぁ、シャル。レーゼフェアとシュヴァリエルが局に指名手配されているようなんだが、何か知らないか? シュヴァリエルに関しては手掛かりがあるが、レーゼフェアに至ってはサッパリなんだ」
「は!? 指名手配!?・・・ごめん。私、イリス個人の記憶しか持ってないからよく判んない。でも、それホント? エグリゴリが本局に目を付けられてるって」
「しかも最悪なことになのは達の元にレーゼフェアとシュヴァリエルが姿を見せたようなんだ。フェイトの側にはグランフェリアが居たし」
「ちょっ! それってまずくない!?」
「ああ、まずい。今のところはあれから翠屋に姿を見せていないようだが・・・」
シャルと一緒にズーンと項垂れてしまう。グランフェリアはフェイト達テスタロッサ家と大きく関わりを持っていた。しかし、レーゼフェアとシュヴァリエルは翠屋に数回姿を見せただけ。何がしたいのか解らない。シュヴァリエルは一応リンドブルムに所属しているようだが、レーゼフェアの手掛かりはそれ以外にない。
「とにかく。エグ
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