暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos26魔法少女たちの未来設計〜Dream and a Wish〜
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ゃんにお願いしてみる。せめて今日一日だけ、はやてちゃん達を解放してあげてほしい。
「う〜ん、わたしに決定権は無いからなぁ〜。でも、うん、クロノやリンディ艦長にわたしからもお願いしてみるよ。このシャルちゃんにまっかせなさいっ♪」
自信満々に胸をトンッと叩くシャルちゃん。私たちみんなで「おお!」そんなシャルちゃんにパチパチ拍手を贈っていると、「みんな揃っているな」クロノ君、そしてリンディさんが食堂にやって来た。シャルちゃんが早速、「はやてたち八神家を今日帰したいんだ。お願い!」ってクロノ君に食べかけのバナナを差し出した。私たちも「お願いします!」ってリンディさんにお願いする。
「食べかけなど要らん! ・・・で、八神家を帰すことについてだが、僕は構わない。艦長はどうです?」
「そうですね。今日は帰ってもらってゆっくり休んでもらいましょう」
リンディさんとクロノ君からも許しが出たことで私たちは「やった♪」テーブル越しにハイタッチを交わす。でも、「申し訳ないがルシリオン、君は残ってくれ」喜びも束の間、ルシル君の居残りが決定したことで、私たちはシーンとハイタッチしたままの体勢で停止。
「俺ひとりでいいのか?」
「ごめんなさいね、ルシリオン君。あなたを、本局へ移送することになりました」
リンディさんがそう言うと「移送!? どうしてですか!?」シャルちゃんが勢いよく立ち上がった。はやてちゃんも「なんでルシル君だけなんですか!?」ってリンディさんを問い質した。ヴィータちゃん達も目がそう言ってる。ルシル君だけを連れて行く理由はなんだ?って。
「本局の運用部総部長、キオン・ヴァスィリーサ准将と、特別技能捜査課課長、ガアプ一佐が、会って話がしたいと言っているの」
「運用部?」
「特別技能捜査課、ですか?」
「運用部は人事や艦船などの配置を決定する部署で、キオン・ヴァスィリーサ准将はそのトップ。特別技能捜査課は固有スキルやある一芸に特化した魔導師や騎士が所属している部署で、ガアプ一佐はそのトップだ」
私とすずかちゃんの問いにクロノ君が答えてくれた。それを聴いたシャルちゃんが「どうしてこんなに早くルシルのことが知られて・・・、っ! セラ・・・、あの子!」怒りの表情を浮かべて拳をテーブルに叩き付けた。
「セラティナがどうしたって言うのよ、シャル」
「あの子の所属している部署が特別技能捜査課! あの子が報告したんだ、ルシルのこと、上司のガアプ一佐に!」
「待て、イリス! 彼女は彼女の仕事を全うしたんだ!」
クロノ君に制止されたシャルちゃんは駆けだそうとするのもやめて悔しそうに「でも・・・!」表情を歪めたけど、クロノ君の真っ直ぐな視線に折れたみたいで座り直した。ルシル君がそんなシャルちゃんの
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