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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第380話】
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とした目で一夏を見、自分の意見を言った。
「そ、そうですね……。 四人でまわる方が楽しいです……♪」
「だろ?」
同意を得られて嬉しいのか、更に笑顔を見せた一夏――そして、五反田さんは……。
「か、カッコいい……」
「え? 何だって?」
「あわわっ!? な、何でもないです、一夏さんっ」
難聴発動しても、恋は盲目らしく何をしてもかっこよく見え、かっこよく聞こえるのだろう。
「……シャル」
「……仕方ないよ、ヒルト」
諦めた様に呟くシャル、多分二人で抜けても一夏は俺達を探しだそうとしそうだしな……。
「わかったよ。 んじゃ、四人で回ろう……」
「おぅ。 じゃあ行こうぜ?」
「は、はいっ♪」
「……うん」
五反田さんは嬉しそうに一夏の隣へと移動し、そのまま一緒にランジェリーショップを出る。
一方のシャルのテンションは右肩下がりで、既に一日使う体力の殆どを使い果たした様に見えた。
「シャル、行こう。 ……ほら」
そう言って俺はシャルの手を取り、繋ぐ。
もちろん恥ずかしいけど……少しでも元気になればと思い、キュッと優しく、俺の体温を分け与える様に繋ぐと――。
「……えへへ、ありがとうヒルト。 ヒルトの手……僕、好きだよ」
そう言って空いた手も繋いだ手の甲に重ねて嬉しそうに微笑むシャル。
そんな俺達の様子を、周りの人達が見てるのに気付いて全身の体温が急激に上昇するのを感じた。
「い、行こうぜ」
「そ、そうだね」
短く返事をすると、俺とシャルはランジェリーショップを後にする。
一夏と五反田さんの二人は、少し離れた所で待っていて、俺とシャルが手を繋いで出てきた所を見るとホッとした表情をしつつ、小さく独り言で――。
「……いいなぁ……。 ……私も、一夏さんと……」
「え?」
「な、何でもないですっ」
そんなやり取りを見ながら、ショッピングモールを歩いて散策した……。
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