第62話 懸賞の街アンキトバ
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しか通用しないぜ!!」
負け犬の遠吠えを聞きながら、そいつらと別れて歩く。
ちなみにその間、オレら後ろの3人は見てただけ。
一目見て念の練度が明らかに低かったからね。
介入する必要があるとも思えなかったし。
で、そんなこんなで街を歩いていると、「ああ………。少なくともプロ級の連中に狙われたらひとたまりもないからな」とキルアがフラグを立てる。すると、
「わかってるじゃねーか。 そのカードを狙ってるのがあんな素人だけだと思ったか? 逃げてもムダだぜ」
と、キルア曰くプロっぽい連中がぞろぞろ現れる。
まぁ、連中曰く「ここからが本当の決勝」らしい。
ここでもスルーつもりだったけど、「わざわざ大会に出るなんてマヌケのやることさ」と言ってくれた奴がおり、保護者2人−−−リニスとアルフのことだ−−−の逆鱗に触れた。まぁ、今回の月例大会はフェイトが決勝まで残ってるしね。
「それは、彼らのカードを奪うつもりだと言うことですか?」
若干低くなった声でリニスが「誰がスペルを使うか」なんていう無駄なことをジャンケンで決めている連中に声をかける。
「あぁ、そうだが?」
こちらの意図に気付きもせず、そう答えるバカども。
「なら、奪われても仕方がないですね」
「そうだな」
その瞬間、フェイト、アルフ、リニス、オレが一斉に連中に襲いかかる。
マヌケなことに連中はゴンとキルアへの威嚇のためか本を出してジャンケンをしていたので、一瞬で勝負は付く。瞬殺だ。いや、誰も殺してないけどね。
瞬動を使って一瞬で近づいて殴る蹴るなどで意識を奪っただけだ。
フェイトやアルフでは、念能力だけでま正面から戦えばまだ危ういけど、あそこまで油断している中奇襲すれば、それぞれ1人ぐらいは殴り倒せる。
で、その他はオレとリニスが倒したわけだ。
まっ、油断しすぎだ。
もちろん、このマヌケな連中からは根こそぎカードをもらいましたよ。まぁ、根こそぎとは言ってもこちらで4枚以上になる指定カードは奪わないでおいてやったが。スペルカードはありがたくいただきました。
なにやらゴンの方からは、「カードを奪うなんてヒドイよ」とか抗議を受けたが、「カードを奪おうとするなら奪われるリスクはあって当然」と切り返して黙らせた。
こっちから積極的に奪ったワケじゃないしね。
一応彼らにも「そういうワケだからゴン達もらっていったら」と声をかけたけど、「オレ達はいい!」とか言って歩いて行ってしまった。
うーん、怒らせたかったワケじゃないんだけどなぁ。
あれ? 一応奪われるハズの「真実の剣」を守ってあげたんじゃね?
なんか納得いかねぇ。
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