第62話 懸賞の街アンキトバ
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
適当にだらだらと話しながら歩き、最初の街「懸賞の街 アントキバ」へ着く。
チュートリアルで薦められるだけあって、懸賞という名のRPGでいうクエストがゴロゴロある街だ。
幸い、最初に遭遇したドレッド君のおかげで宿屋の大部屋に2〜3週間ぐらい泊まるぐらいのお金はあるので、とりあえずこの街で過ごすことにする。
さて、このグリードアイランド、月村家というか忍義姉さんの依頼は、「美肌温泉」で、それ以外の指示はない。なので4人での相談の結果、「3人分のコンプを目指し、それぞれ2枚の指定カードを持ち帰る」ということになった。4人分のコンプを目指さないのは、「持ち帰れる指定カードの枚数が割り切れないこと」と「3人分のカードを4冊の本(バインダー)に分けることによって他の人に総数が安易にばれないようにする」ためだ。
ラーラさんから情報収拾をしており、スペルカードで他人の本を覗けるのはわかっているからその対策だ。
なお、今回は少し変則的だが、「オレとフェイト」「リニスとアルフ」でPT(パーティー)を組む。
一応、念能力での戦闘力の高さ(オレとリニス)とゲームという娯楽についての知識(オレとアルフ)を分けようとするとこういう編成になる。
もっとも最初のクエストはいきなり1人1人での行動となるが。
そう最初のクエストはもちろん「NO.75奇運アレキサンドライト」だ。
このクエストは原作で主人公組が解いたクエストだが、『カードや所持金を全て奪われる』『最終的にクエを解くのにちょっとひねった別アイテムが必要』というカードが貯まってくる後になればなるほど取りにくくなるクエストだ。その上「クリア条件が思いつきにくい」というトレードにかなり適したアイテムだ。
なので最初に解く。
まさに原作知識万歳というところだ。
まぁ、最終的にクエを解くのに必要なアイテムは入手していないので、クエを解くフラグを立てるとこまでしか今はできないが。
ちなみにオレ > リニス > アルフ > フェイトの順で解いたんだが、最後のフェイトの時は残った3人でサーチャーで追跡し見ていた。
こう3人でサーチャーの画面のフェイトの行動を一喜一憂して見ていると、ふと「どっかで見たことあるシチュだなぁ」と思ったんだけど、わかった。あれだ。「初めてのおつかい」。
☆ ★ ☆
なお、幾つかのクエストの結果、街に出入りする時の構成でPTが編成されることがわかったので、月曜日〜水曜日は2パーティーでそれぞれクエスト攻略、木曜日・金曜日はオレとリニスでPTを組んで3冊目の分のクエストを攻略、土曜日・日曜日は休息という無理無い程度の攻略の予定だ。なお、木曜日・金曜日のフェイトとアルフ
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ