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エピソード2〜とある日常の一幕〜シリカ編〜
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きしてた奴らがファンクラブかなんかに報告して、集まってきたんだろう。全くご苦労なことで。
「おい、あんた!抜け駆けはやめて貰おうか。シリカちゃんには、俺らがずっと前から声かけてんだよ。それにおまえ見たいなお子様が俺らのシリカちゃんを守れるのか?否、守れない!というわけだ、おとなしくここは引き下がってもらおうか。」
「す、すいません。私からお願いしたんです。」
「シリカちゃん、レベリングぐらいなら俺らが手伝うのに、なんでこんな"女顏"のやつを選ぶんだ?」
ピシリ
その場の空気が凍りついた。比喩でもなく、実際に。リョウトは怒りのスイッチを入れられ、これでもかというぐらいに殺気だって周りの雰囲気を圧倒している。その異変にきずいたものは、そうそうとこの場を立ち去った。そして、残っている者シリカと雰囲気の変化にすらきずかずにシリカをナンパしている馬鹿どもである。シリカは逃げるわけにもいかないので、殺気に耐えてオロオロとしている。
「おっさん。そんなに言うんだったら、デュエルで決めるか?」
そう言って、半減決着デュエルの申請を相手に送り、相手がOKを押して、カウントダウンがスタートする。
とりあえず、バカにしてくれた見せしめとして、率先してシリカを口説こうとしいるシルバーアーマーを着込んだ男へとデュエルを申し込む。内心では、どのようにいたぶってくれようかと考えながら、いたって普通に。そして、シリカのほうはデュエルを申し込まれた男に対して亜無阿弥陀仏と念仏を唱えるしまつ。
「いーぜ、じゃあ、俺が勝ったらシリカちゃんとパーティーを組ませてもらうからな。」
これはラッキーと言わんばかりに笑みをこぼすモブ男。男は中層プレイヤーの中でも名の知られた実力者であり、中層の中ではトップクラスだ。装備も全てシルバーシリーズと呼ばれる鎧に揃えており、両刃の大剣を装備しており、いかにも、俺は強いぜ的な雰囲気を出している。そして、男の自信は中層でトッププレイヤーの一人という称号だけではなく、リョウトの装備を見定めたからである。現にリョウトは紺のコートを羽織っているだけ(実際は相当の高性能)であり、金属製の装備を着けているわけでもないので見た感じたいして強くなさそうである。しかも、武器らしきものは一切装備していない。よって、このデュエル楽勝。シリカちゃんとあんなことやこんなことと皮算用をし始めている始末である。
「この勝負もらったぜ。残念だったな。俺様が中層四天王のうちの一角、銀光のガウス様だったとは、相手が悪かったな。ははは。」
(銀光?ぎんこう?銀行の間違えじゃなくて?)
「んだと!こらぁ!ガキが!ちょーしに乗りやがって!すぐに表に出られないくらいボコボコにしてやる!」
「あ、心の声漏れてました?すいません、本心
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