SAO編
第一章 冒険者生活
10.不穏な会話
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、なっかなか良い感じッスよ。この両手剣ってのも」
そう言ってプレート・クレイモアを正眼に構えるチマ。まるで新しいオモチャを手に入れた子供のように目を輝かせて嬉しそうな顔をしている。
そんなチマの様子にようやくルネリーとレイアも表情を明るくして、普段通りとなった。
俺たちは止まっていた歩みを再開し、次の村へと向かって進みだした。
昨日の夕方、狩りを終えて主街区ヘイシャムの宿屋への帰宅途中に、情報屋《鼠のアルゴ》からメッセージが届いた。
『やあやア、元気してるかナ? この前はありがとうナ、お陰ですごく儲か――いや助かったヨ。……とまあ挨拶はこれくらいにして本題だガ。今日の昼過ぎに、迷宮区エリアに続く最後のフィールドボスが倒されタ。前回、前々回から見て今のペースで行くと、迷宮区が攻略されるのには恐らく五日もかからないだろウ。そろそろキミらも最前線の《ペクタ》に来たほうがイイヨー。…………と、いうわけで、今回はちゃんと言ったからナー。ボス戦に間に合わなくてもオイラのせいにしないでくれヨー?』
そういうわけで、俺たちは第三層迷宮区最寄りの村《ペクタ》に向かっていた。
アインクラッド第三層は、その表面のほとんどを巨大な樹木で覆われている。真上から見れば辺り一面が《様々な緑》に染まっていることだろう。見渡す限り目に映る幾本という木々は、その全てが数十メートルはあろうかという高さを持つ。
遥か頭上には昼間に光る星々。だがそれは星ではなく、それこそ星の数ほどの枝葉が重なり合って出来た巨大な屋根から差す木漏れ陽だ。その光景は、思わず息を呑んでしまうほどだった。
しかし、その幻想的な光景とは裏腹に、森は危険で溢れている。
そのひとつ、緑一色のフィールドの多分に洩れず、この階層には植物型のモンスターが多い。枯れ木に扮してじっとしている間は索敵にかからないモンスター。体に無数にある花や棘に毒や麻痺効果を持っているモンスター。更には、自身は身動きできないが、一度捕まると簡単には抜けられず、強力な毒でじわじわとなぶるように殺しにかかる罠トラップ型のモンスターも居れば、その罠にさり気無く誘導してくるモンスターも居る。
そして、この三層から本格的に人間そっくりな敵も出てくる。先ほど戦った《ニンブルバンデッド・スカウト》は、まだ悪人という面構えをしており、それほど攻撃することに躊躇は無かった。だが聞いた話によれば、あどけない人間の子供のようなモンスターもこの先出てくるという。もし、そんな敵が目の前に現れたら、あの三人はちゃんとに戦えるのだろうか。そして、俺は…………。
「レイア! がーんばれっ!」
「……別に疲れるようなことはしてないんだけどね」
俺たちは今、《|迷
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