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魔法科高校の有能な劣等生
自己操作術式

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「じゃ、試しにやってみるか。」

CADに起動式を展開、魔法が発動された。
発動された魔法は新たに追加された自己加速術式
だが、達也の話によると通常の自己加速術式とは違うらしい?
一体、どんな魔法が発動されるのか?

地面に魔法の術式が現れる。
その形は見た事の無い術式、それは次第に地面から浮き出し身体をスキャンするようにして消える。

「これは?」

特に異変は無い。
身体にも問題は無いし魔法が不発に終わった訳でも無い。
発動された事は解る。
だか、それが一体どういう能力を持っているのか。
どんな力を俺に与えてくれるのか?

「発動には成功したみたいだね。」

「そうなのか?
俺にはよく分からんが?」

「それで良いんだよ。
新たに重力系統魔法を上書き出来るかい?」

ああ、と頷き
俺は重力変化魔法、グラビティを発動する。
そして変化は起きた。

「か、体が軽い!?」

それは急に起きた。
体から重さは消え、まるで体が綿になったような状態
腕を動かしても全く力を入れた感覚が無い。
自然にそれは起こった。

「上手く二段活用魔法も成功か、
流石と言うべきか。」

「達也、これどうなってんだ!?」

俺は軽くなった身体にパニックを覚えつつも達也に聞く。

「俺が新たに実用化してみた自己加速術式だ。」

「自己加速術式って、動きが早くなる魔法だろ?
なんで、体が軽くなってんだよ!!」

「それは君の魔法との融合、言わば自己操作術式と言えるかな。」



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