【ゼロの使い魔】編
003 修行? いや、魔改造
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
SIDE 平賀 才人
「95…96…97…98…99…100! はぁっ、はぁっ、はぁっ……後1セットか」
平賀 才人──俺の朝は早い。その理由は、来るべき日の為に身体を鍛えているからだ。……こなす数が少ない? ……案ずるな(?)“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”で体重に倍加を掛けて、身体に倍の負荷を掛けている。……まだ1回の倍加──2倍が良いところだが。
「ふぅ〜、基礎訓練はこれで終了っと。……次は雷≠フ力だな。……100V…200V…300V……1000V…1100V…1200V…1300V……10000V…11000V…12000V…13000V……10万V…11万V…12万V…13万V…14万V…15万V…16万V──くっ!」
――バチチチチチチチッ!!
自身で生み出す雷を抑え切れなくなって、周りに放電する。……因みに、現在俺が居る場所は人間が居なくて、人間が安全に存在出来る♂ツ能性の世界。……そんな世界だから人的≠ネ被害はとりあえず無い。
「……うん、昨日より増えているな。最大電圧。……最初のころは1000Vが良いところだったのに。……はぁ、何やってるんだろう、俺」
平賀 才人。10歳の冬。部活に入るでもなく、友達と遊ぶでもなく、異世界に飛ばされていきなり死ぬのは嫌なので、修行尽くしと云う青春を送っている。……勿論、両親達には内緒で。
<だったら、話相手になってやろうか?>
途端、俺の左手に緑色の宝玉が埋められた紅蓮の様に赤い籠手が現れる。そして、その赤い籠手から声が聞こえてくる。……“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”。
……因みに、俺に喋り掛けてきたのは“赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)”に封じられた二天龍の片割れ、≪赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)≫のドライグ。……今年の秋頃から意識が覚醒している。
「お前が話したいだけなんじゃ……」
<そうとも言うな。ははは>
……気になることがあるとすれば、何故かやたらとドライグがフレンドリーであると云うことか。
(ドライグがこんなフランクなった理由は、多分俺の所為なんだよなぁ……)
ドライグに精神世界に呼ばれた際、歴代所有者の怨念が『白龍皇が憎い』とか、『覇≠求めろ』とかグチグチグチグチ鬱陶し過ぎたので、纏めて“ニフラム”で昇天させた。……恐らくそれが良くなかったのだろう。ついでにドライグも少々¥化されてしまった。
……勿論、そのまま昇天させるだけでは勿体無かったので、“弓矢に選ばれし経験者達”……他者の経験値を奪うスキルで歴代所有者たちから経験値を奪う事も忘れていない。
(……ま、いっか)
一応、ドラ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ